GP-30とは? わかりやすく解説

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EMD GP30形ディーゼル機関車

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/15 08:49 UTC 版)

EMD GP30
ルイビル・アンド・ナッシュビル鉄道のGP30
基本情報
製造所 GM-EMD
製造年 1961年 - 1963年
製造数 948両
主要諸元
軸配置 B-B
軌間 1,435 mm
長さ 17.12 m
機関車重量 115 t
燃料搭載量 標準: 6,435リットル
オプション: 9,842リットル
動力伝達方式 電気式
機関 EMD 567D3型(V型16気筒)
出力 2,250馬力 (1,680 kW)
テンプレートを表示

EMD GP30は、1961年7月から1963年11月の間にアメリカGM-EMD(ラグランジュ工場)が製造した電気式ディーゼル機関車である。

「第2世代」と呼ばれる最初の形式である。当時、ゼネラル・エレクトリックが大型機関車製造に進出してきており、Uボートと呼ばれたU25Bが好評を博していた。その対抗馬として設計されたのが本形式である。運転席のないBユニットが存在する。

詳細

外観の特徴は、運転台屋根上から車体中央部あたりまでが一段高くなっていることと、そのために運転台の屋根が段つきになっていることである。従来の形式ではラジエターを排気煙突の前後に置いていたが、本形式では、初めてラジエターをロングフード後端部にまとめることができた。

当初はショート・フードの高さが低い形状をしていたが、サザン鉄道(SOU)とノーフォーク・アンド・ウェスタン鉄道(NW)の車両はハイ・フード型である。発電ブレーキを搭載していない車両でも、ハイ・フード型とされたが、それ用のグリルはなかった。NW用の車両は、ロング・フード側が前として製造されている。

スー・ライン鉄道(SOO)、ミルウォーキー鉄道(MILW)、ガルフ・モバイル・アンド・オハイオ鉄道(GM&O)では、アメリカン・ロコモティブ製の車両を本形式で置き換えた。そうした形式は、アルコの機関車から流用したAAR B形台車を装備していた。

本形式は、Aユニットは908両が製造され、カナダに輸出した2両以外はアメリカ合衆国で使用された。Bユニットは40両製造され、すべてユニオン・パシフィック鉄道(UP)に納められた。Bユニットには、蒸気発生装置を搭載した車両が8両ある。

歴史

開発の経緯

先述のとおり、GEのU25Bの対抗馬として開発されたのが本形式である。U25Bの製造が開始された1959年4月当時、GM-EMDの展開車種は機関出力2,000馬力(1,500kW)のGP20のみであり、U25Bの2,500馬力(1,900kW)に対して大きく劣っていた。また、U25Bはロングフードが気密構造で与圧されているという特徴があり、フード内への吸気口を一カ所に集中させ、そこからフィルターを通して浄化した空気をエンジンへの吸気や電気機器冷却のために使用していた。そのためにフード内部は汚れず、機器の保守性が向上したのである。

U25Bのデモンストレーション車両は賞賛をもって迎えられ、多数の受注を実現した(最終的な製造数は476両)。他方、アメリカン・ロコモティブは2,400馬力(1,800kW)のRS-27の製造を1959年12月より開始していたが、同機の売れ行きは芳しくなかった(最終的な製造数は27両)。

GM-EMDのエンジン部門は567D2型エンジンの出力をさらに250馬力(186kW)向上させるべく、新たに567D3型を設計した。このエンジンは2,250馬力(1,680kW)のもので、GEやアルコのライバル機に及ばなかったが、GM-EMDのユーザー、すなわち各鉄道事業者には、既に取り扱い実績のあるエンジンと同系統であるという安心感に訴求力があると考えた。U25Bと同じく、密閉されたロングフード、集中化された吸気システム、保守の作業性向上といったところにも配慮した。

台枠と台車はGP20との同型のものを踏襲した。集中型の吸気システムは、運転席背後(ロングフード側)により大きなスペースを必要としたが、機関車の全長の延長ではなく車高の拡大で解決した。そのために、以前の車体を流用することはできなかった。

GM-EMDは、この新型のGP30を視覚的にモダンで進歩したものと見せる必要があったため、ミシガン州トロイにあるゼネラルモーターズのスタイリングセンターに助言を請うた。自動車のデザイナーはGP30のトレードマークとして屋根上のコブを提案した。このコブのような膨らみは、運転席前面から吸気口を覆い、ダイナミックブレーキの抵抗器冷却用の張り出し(車体中央部側面に張り出している部分)に続けた。通常、ダイナミックブレーキを搭載しない車両はこの張り出しがないが、本形式では張り出しを設けたままとしたため、非搭載車はこの部分の吸気口がない。

当初はGP22の型名を採用する予定であり、デモ車もこの型名であったが、GM-EMDのマーケティング部門は「GEのU25Cよりも大きな数字のほうが、より進化した車両に見える」という判断を下し、GP20からも世代が異なるという意味を込めてGP30となった。

売れ行きと評価

GP30のリリースと成功により、GM-EMDはGEの市場進出の脅威を打ち払い、北米の機関車市場における優位性を保持することができた。GEやアルコに多少出力で劣ろうとも、堅牢性および信頼性、そして鉄道事業者におけるGM-EMD製機関車への親近感により多くの注文を獲得することができた。GP30は2年4ヶ月の間に948両を売り上げており、その両数は6年10ヶ月間で476両を売り上げたU25Bを大きく凌駕する。

多くの大手鉄道事業者がGP30を発注し、多くの中小鉄道事業者が追従した。大量発注も相次ぎ、ユニオン・パシフィック鉄道(UP)は152両、SOUは120両、アッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道(ATSF)は85両、ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道(B&O)は77両を導入した。

GP30はその設計の良さから2007年時点でも多くの車両が継続使用されている。一般的なディーゼル機関車の設計寿命が長めに見ても25年から30年であるのに対して、本形式は40年以上も使用されている。耐用年数が来た際に廃車とせず、本形式の更新と継続使用を選択する事業者も存在している。

新製時の所有者

Aユニット

鉄道事業者 両数 機番 備考
GM-EMD (デモ車)
2
5629 後のユニオン・パシフィック鉄道(UP)875
5639 後のシーボード・エア・ライン鉄道(SAL)534 → シーボード・コースト・ライン鉄道(SCL)1343
アラスカ鉄道
1
2000
アッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道(ATSF)
85
1200-1284
アトランティック・コースト・ライン鉄道
9
900-908 後のSCL 1300-1308
ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道(B&O)
77
6900-6976
チェサピーク・アンド・オハイオ鉄道(C&O)
48
3000-3047
シカゴ・バーリントン・アンド・クインシー鉄道
38
940-969 後のバーリントン・ノーザン鉄道(BN) 2217-2254
シカゴ・アンド・イースタン・イリノイ鉄道(C&IM)
3
239-241
シカゴ・グレート・ウェスタン鉄道(CGW)
8
201-208 シカゴ・アンド・ノース・ウェスタン鉄道(C&NW) 802-809
シカゴ・ミルウォーキー・セント・ポール・アンド・パシフィック鉄道
16
340-355 AAR B形台車装備。1000-1015に改番
シカゴ・アンド・ノースウェスタン鉄道(C&NW)
14
810-832
カナダ太平洋鉄道(CP)
2
8200-8201 カナダのゼネラルモーターズ・ディーゼル(GMD)が製造。5000-5001に改番。
デンバー・アンド・リオグランデ・ウェスタン鉄道 (DRGW)
28
3001-3028
ガルフ・モバイル・アンド・オハイオ鉄道(GB&O)
31
500-530 AAR B形台車装備
グレート・ノーザン鉄道(GN)
17
3000-3016 後のBN 2200-2216
カンザス・シティ・サザン鉄道(KCS)
20
100-119
ルイビル・アンド・ナッシュビル鉄道(L&N)
58
1000-1057
ニューヨーク・セントラル鉄道(NYC)
10
6115-6124
ニューヨーク・シカゴ・アンド・セントルイス鉄道
10
900-909
ノーフォーク・アンド・ウェスタン鉄道(N&W)
44
552-565 ハイ・ショート・フード
ペンシルバニア鉄道(PRR)
52
2200-2251
レディング鉄道(RDG)
20
5501-5520
フェルプス・ダッジ・コーポレーション
9
24-32 ニュー・コーネリア支線の鉱山
シーボード・エア・ライン鉄道(SAL)
34
500-533 後のシーボード・コースト・ライン鉄道(SCL) 1309-1342
スー・ライン鉄道(SOO)
22
700-721 AAR B形台車装備。18両がウイスコンシン・セントラル・トランスポーテーション へ同番号のまま承継。
サザン・パシフィック鉄道
8
7400-7407
サザン鉄道 (SOU)
120
2525-2644 ハイ・ショート・フード
セントルイス・サウスウェスタン鉄道(SSW)
10
750-759
トレド・ピオリア・アンド・ウェスタン鉄道(TP&W)
1
700
ユニオン・パシフィック鉄道(UP)
111
700-735, 800-874

Bユニット

鉄道事業者 両数 機番 備考
ユニオン・パシフィック鉄道(UP) 40 700B-739B 8両は蒸気発生装置搭載

更新工事

BNSF鉄道のGP39M。旧バーリントン・ノーザン鉄道の塗装。
サンタフェ鉄道時代の塗装のままロゴのみBNSF鉄道としたGP30u。

バーリントン・ノーザン鉄道(BN)は、GP30の更新型式をもっとも多く所有する鉄道である。消費電力の少ない機関車が必要となるとき、GP30は更新の対象となる。70両がGM-EMDに、65両がモリソン・クヌーセン(現ワシントン・グループ・インターナショナル)に輸送され、更新後はそれぞれGP39EおよびGP39Mとなった。

更新に際しては、新しい発電機、Dash 2のモジュール式の電気制御装置を組み込み、エンジンは567D3型から645D3型に換装され、出力は2,300馬力(1,720kW)となった。これらの機関車は、現在でもBNSF鉄道の地方の小路線において使用されている。

BNSFの前身であるアッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道(ATSF)は、自社のクレバーン工場(テキサス州)にて同様の更新を行っていた。567型エンジンは2,250馬力を保持していたが、645型エンジンの部品を使用して更新した。発電機と駆動用電動機も更新され、制御装置を含む電装品は交換された。台車はハイアット社製のローラーベアリングをあてがわれ、ブレーキは片抱き式となった。運転室屋根上にはエアコンが装備され、新たなホーンも追加された。この更新車両は、前頭部を青、後部を黄色とした「イエローボンネット」塗装とされた。形式は「更新(upgraded)」の頭文字を付したGP30uとされた。BNSF鉄道との合併時には78両が継承され、現在においてもなお使用されている。

参考文献

関連項目


GP-25

(GP-30 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/26 04:54 UTC 版)

GP-25 カスチョール
GP-25 カスチョール
GP-25 カスチョール
種類 擲弾発射器
製造国 ロシア
 ブルガリア
セルビア
設計・製造 TsKIB SOOKBPイズマッシュコンツェルン・カラシニコフ(ロシア)
アーセナル、アルクス(ブルガリア)
ザスタバ(セルビア)他
仕様
種別 アドオン(アンダーバレル)式グレネードランチャー
口径 40mm
銃身長 120mm
ライフリング 右回り12条
使用弾薬 弾薬を参照
装弾数 1発
全長 323mm(GP-25)
275mm(GP-30)
280mm(GP-30M)
315mm(GP-34)
重量 1.5kg(GP-25)
1.3kg(GP-30)
1.58kg(GP-30M)
1.4kg(GP-34)
発射速度 5-6発/分(最大20発/分)
銃口初速 76m/秒
有効射程 400m
歴史
設計年 1960年代-1978年
製造期間 1978年-現在
配備先 ソビエト連邦軍ロシア連邦軍など
関連戦争・紛争 ソ連のアフガニスタン侵攻
チェチェン紛争など
バリエーション GP-30
GP-30U
GP-30M
GP-34
テンプレートを表示

GP-25 カスチョールロシア語: ГП-25 <<Костёр>>:「焚き火」の意)は、ソビエト連邦が設計したアンダーバレル式の擲弾発射器であり、AKMAKMSAK-74AKS-74AK-74MAK-100シリーズのフルサイズライフルAN-94などに無改造で装着することが可能である。GRAUインデックス6G15ロシア語: 6Г15)。

GP-30 アブーフカロシア語: ГП-30 <<Обувка>>:「(小さな)履物」の意)は、GP-25に大幅な改良を加えたものである。GRAUインデックスは6G21ロシア語: 6Г21)。

GP-34ロシア語: ГП-34)は、GP-25を元に再設計されたものである。GRAUインデックスは6G34ロシア語: 6Г34)。

概要

GP-25/30/34の外見は、アメリカ製のM203などのアンダーバレル型擲弾発射器に類似しており、極めて短い砲身のすぐ後ろにダブルアクション式の引き金と小型のグリップを装着している。砲身の上部には装着用金具があり、これをAKM銃剣装着ラグやAK-74AN-94のGP-25/30/34専用ラグに装着する。また、発射時の反動を軽減するために、ライフル銃床後端にはラバーパッドを装着する。

GP-25/30/34は前装式である。砲身には右回り12条のライフリングが彫りこまれており、グレネード弾の側に付いた突起にかみ合わせながら装填する。引き金を引くと、撃針がグレネード弾底部の雷管を叩いて発射薬に点火し、発射薬の燃焼によって生じたガスは後部のノズルから噴出してグレネード弾が発射される。グレネード弾はライフリングによって与えられた回転運動によって弾道を安定させるとともに、弾頭信管安全装置を解除する。なお、グレネード弾を装填したのちに射撃する必要が無くなったときは、本体左側面後端部のエジェクターを押せば、射撃する事無く安全にグレネード弾を取り出すことが可能である。

開発

アサルトライフルグレネードランチャーを一体化した兵器の研究・開発そのものは、ソビエト連邦では1960年代には既に始められていた。しかし、ソ連国防省がこの種の兵器の開発を具体的に要請したのはベトナム戦争においてアメリカM203 グレネードランチャーを実戦投入してその効果を示した後であり、ソ連国防省はM203より優れたものを要求していた。

GP-25の開発は、トゥーラ市のTsKIB SOOロシア語: ЦКИБ СОО、競技および狩猟用火器中央設計研究局。現在KBP社傘下)によって開始され、1978年に制式採用された。GP-25が初めて実戦で使用されたのは、1979年にソ連が介入を行ったアフガニスタン紛争が最初である(この際、AK-74も初めて実戦で使用された)。

1980年代後半、TsKIB SOOがGP-25の簡素化および軽量化を図り、1989年GP-30として制式採用され、チェチェン紛争などに投入されている。GP-30は改良された照準器を本体右側に装着しているほか、より軽量化された上に生産性と操作性の向上が図られている。1990年代、GP-30をNATO側の小火器ガリルFALFA-MASG3など)にも装着できるようにしたものが製作され、GP-30U グラナートロシア語: ГП-30У <<Гранат>>:「ザクロ」の意)と命名された。2000年には、GP-30は砲身の簡略化や、照準器をラダー型の簡素なものとするなどの改良が加えられた。2005年には、GP-30の砲身やイジェクター、トリガーアセンブリなどを更に改良したものが製作され、GP-30Mロシア語: ГП-30М)と命名された。

2000年代後半には、イズマッシュ社によってGP-34が開発され、2009年に制式採用された。GP-34は、生産効率・取り扱い時の安全性・信頼性の向上を目的とし、GP-30ではなくGP-25を元に再設計されている。外観はGP-25に酷似しているが、GP-30前期型に似た照準器を本体右側に装着していたり、イジェクターレバーを大型化するなどの各種小改良が施されている。

弾薬

VOG-25(右)とVOG-25P(左)

GP-25用の弾薬の開発は、FGUP "FNPTs "Pribor"(ロシア語: ФГУП <<Федеральный Научно Производственный Центг <<Прибор>>、連邦国営統一企業「連邦研究製造センター"Pribor"」)でGP-25と同時期に開始され、1978年に制式採用された。GP-25/30/34用の40mmグレネード弾西側40x46mmグレネード弾と異なり薬莢が付いておらず、発射薬もグレネード弾本体に内蔵されているなど、ロケット弾もしくは迫撃砲弾に近い構造をしている。この構造により、発射後に排莢が必要なM203用のグレネード弾に較べて発射速度が向上し、かつ、ほぼ同じ初速でありながら低反動を実現している。

このグレネード弾は、ロシアTsKIB SOO製のRG-6ロシア語: РГ-6GRAUインデックス:6G30(ロシア語: 6Г30)や、ブルガリアアーセナル社製のアバランチ・グレネードランチャー()などの6連発回転弾倉式グレネードランチャーをはじめ、RGM-40 グレネードランチャーの他、OTs-14ASh-12.7ADSA-91などのアサルトライフルのアンダーバレルグレネードランチャーでも使用される。

なお、ロシア製のオートマチックグレネードランチャーであるAGS-17AGS-30用のグレネード弾(VOG-17)は、薬莢つきである上に口径が30mmのため、全く互換性がない。また、AGS-40用のグレネード弾(7P39)は口径40mmで、GP-25用の弾薬に似たケースレス弾であるが、より大型化・高威力化しており、こちらとも互換性はない。

グレネード弾には以下の様な榴弾が存在する。

VOG-25ロシア語: ВОГ-25、GRAUインデックス:7P17ロシア語: 7П17)は、"VMG-K"(ロシア語: ВМГ-К)と呼ばれる瞬発信管を備えた一般的な破片榴弾である。炸裂時に調整破片を形成するための刻み目が弾体に刻まれている。威力半径は6mとなっている。

VOG-25P パトキーディシュロシア語: ВОГ-25П <<Подкидыш>>:「捨て子」の意、GRAUインデックス:7P24ロシア語: 7П24)は、"VMG-P"(ロシア語: ВМГ-П)と呼ばれる延期信管を備えたエアバースト破片榴弾である。着弾時に信管後部の少量の炸薬が炸裂して再度弾体が跳躍し、延期薬の作用により弾体内の炸薬が0.5-1.5m上空で炸裂する。威力半径は6mとなっている。

2000年代初め頃、FGUP "FNPTs "Pribor"はVOG-25およびVOG-25Pの改良型を開発し、それぞれVOG-25Mロシア語: ВОГ-25М、GRAUインデックス:7P44ロシア語: 7П44)およびVOG-25PMロシア語: ВОГ-25ПМ、GRAUインデックス:7P45ロシア語: 7П45)として制式採用された。これらの弾薬の弾体は規格化されており、相互の弾種で共用できる上に、破片効果の向上により威力半径が従来品の1.5倍の9mとなっている。また、信管の信頼性も向上しており、雪面や水面を含むあらゆる面に対しても確実に起爆するようになっている。信管安全解除距離は10-40m、信管自爆時間は14-19秒である。

VFG-25ロシア語: ВФГ-25、GRAUインデックス:7P54ロシア語: 7П54)は、瞬発信管を備えた特殊用途用の榴弾である。破片を形成するための刻み目を省いて弾体を薄殻化してあり、VOG-25やVOG-25Pより炸薬量が大幅に増加している。また、爆風効果・破片効果・焼夷効果を備えており、防護された人員や軽装甲車両にも対応できる多目的なものとなっている。

他に制式弾薬として、以下の様な特殊弾も存在する。

これらの弾薬の他にも、各社・各機関が様々な弾薬を開発・研究している。以下にその一部を挙げる。

諸元

  • VOG-25
    • 全長:102mm
    • 重量:250g
    • 炸薬:48g
    • 威力半径:6m
  • VOG-25P
    • 全長:122mm
    • 重量:278g
    • 炸薬:37g
    • 威力半径:6m
  • VOG-25M
    • 全長:107mm
    • 重量:278g
    • 炸薬:68g
    • 威力半径:9m
  • VOG-25PM
    • 全長:107mm
    • 重量:278g
    • 炸薬:56g
    • 威力半径:9m
  • VFG-25
    • 全長:122mm
    • 重量:272g
    • 炸薬:110g
  • VUS-25
    • 全長:107mm
    • 重量:278g
    • 発煙剤:50g
    • 発煙持続時間:10-15秒
    • 発煙剤の色:赤-オレンジ
  • VZG-25
    • 全長:122mm
    • 重量:272g
    • 焼夷剤:110g
    • 出火点:3ヶ所以上
    • 燃焼温度:およそ2,000℃
  • VDG-25
    • 全長:122mm
    • 重量:272g
    • 発煙剤:100g
    • 煙幕展開時間:3秒
    • 発煙持続時間:20秒
    • 煙幕展開範囲:幅10m×高さ3m
  • VSG-25
    • 全長:120mm
    • 重量:260g
    • 光度:30万カンデラ以上

ギャラリー

GP-25
GP-30

登場作品

GP-25の登場作品を表示するには右の [表示] をクリックしてください。

AK系の銃が登場するロシア映画やテレビ作品・ゲームを中心に登場する。

映画

5デイズ
グルジア兵が所持しているAKMSに装着されている。
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
モガディシュ民兵が使用。
バリスティック
AKS-74Uに装着されている。

ゲーム

Operation Flashpointシリーズ』
OFP:CWC
ソ連軍陣営のAK-74レジスタンス陣営のAK-47にGP-30を装着可能。
OFP:DR
TYPE 81-1のアサルトカスタムを選択すると使用可能。
S.T.A.L.K.E.R.シリーズ
S.T.A.L.K.E.R. SHADOW OF CHERNOBYL』、『S.T.A.L.K.E.R. Clear Sky』、『S.T.A.L.K.E.R. Call of Pripyat
シリーズを通して単体パーツとして登場。AK-74とAN-94に取り付け可能。GP-25と一体化したOTs-14も登場する。
コール オブ デューティシリーズ
CoD4
CoD:MW2
AK-47に装着可能。
CoD:MW3
AK-47に装着可能。
CoD:BO
AK-47・GALIL・AK-74uに装着可能。
CoD:BO2
AK-47・GalilにGP-25を、AN-94・Type 25にGP-30を装着可能。
バトルフィールドシリーズ
BF2
CHINAのAK-47に装着されてGP-25が、MECのAK-101に装着されてGP-30が登場する。
BF2MC
MECのAK-47に装着されて登場する。
BFBC
AEK-971とAN-94に装着されてGP-30が登場する。
BFBC2
AEK-971とAN-94に装着されてGP-30が登場する。
BF3
M320 グレネードランチャーをAK系の銃に装着するとGP-30に変更される。
BF4
前作同様、M320をAK系の銃に装着するとGP-30に変更される。

参考文献

  • Association "Defense Enterprises Assistance League", Russian Close Combat Weapon, Moscow, 2010, ISBN 978-5-904540-04-3.

関連項目

外部リンク




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