A-192
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/19 16:15 UTC 版)
| A-192(M) | |
|---|---|
| 種類 | 艦砲 |
| 原開発国 | |
| 運用史 | |
| 配備期間 | 就役中 |
| 配備先 | |
| 開発史 | |
| 開発者 | アルセナル設計局[1] |
| 製造業者 | アルセナル機械工場 |
| 諸元 | |
| 重量 | 25,000kg[2] |
| 要員数 | 5人以下[3] |
|
|
|
| 砲弾 | 33.4kg |
| 口径 | 130mm70口径長 |
| 銃砲身 | 単装[1] |
| 仰角 | -15°+80°[2] |
| 旋回角 | ±170°[2] |
| 発射速度 | 最大30発/分[1] |
| 最大射程 | 23,000m(沿岸および水上目標)、18,000m(空中目標)[2] |
| 装填方式 | 弾倉方式 |
| 照準 | FCSによる方位盤射撃 |
開発
1980年代に採用されたAK-130 130mm連装砲は、砲塔に装甲を施した結果、マウントの重量が約98tにもなり、搭載できるのは満載排水量8,000t以上の大形艦に制限された[4]。そこで、AK-130を開発したアルセナル設計局は、AK-130を単装にして軽量化した後継砲の開発を始めた。
原型であるA-192Pは、ソ連崩壊直後の1991年に試験が完了したが、ロシア海軍に採用されなかった。その後、艦艇の更新に伴いA-192が採用された。
設計
単装砲にしたことや操砲の省力化により、マウントの重量は約25tとAK-130の4分の1まで軽減された。これに伴い、より小形の艦艇にも搭載可能となり、兵器としてのみならず、輸出品としての価値も向上した[1]。
砲塔は複合材を用いた多面体で、ステルス性を意識した外見となっている[1]。砲塔内は無人で、装填手は砲塔下方の装填室で砲弾を装填する。
主砲は単装で、AK-130と比べて発射速度が遅くなったが、稼働時間の短縮で最大30発/分の発射速度を有する。21世紀の艦砲の流行に合わせ、A-192は地上への艦砲射撃が考慮されているが、この射撃速度で対空砲としての機能も維持されている[1]。
砲射撃指揮装置(GFCS)としては、モスクワ研究所によって開発された5P-10ピューマが搭載された。これは、Xバンドのフェーズドアレイ・アンテナを用いた火器管制レーダーのほか、レドームに収容された小型の捜索レーダーも備えた自己完結型のシステムである[5]。当初、アルセナル設計局が"カルタウン-プーマ"を開発したが、開発が大幅に遅れた上に問題があったため[6]、2013年にアメチスト設計局が開発する"アルマート-プーマ"の開発に切り替えられたという経緯がある[7]。
搭載艦
2014年9月に アドミラル・ゴルシコフ級フリゲート1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」にA-192が搭載された[1][8]。その後も、アドミラル・ゴルシコフ級フリゲートの同型艦にA-192Mが搭載されている。また、現在計画中のリデル級原子力駆逐艦にも搭載予定。
派生型
- A-192P
- 1991年に開発された試作型。
- A-192M
- 2018年に開発が完了した改良型。2021年に採用され、アルセナル機械工場で製造が始まった。さらなる軽量化や省力化が図られたほか、仰角や旋回角度も拡大した。また、誘導砲弾や反応弾頭など、将来的に新開発された砲弾の運用が想定されている。
脚注
注釈
出典
- 1 2 3 4 5 6 7 「世界の艦載兵器」 『世界の艦船』第811集(2020年1月増刊号) 海人社 P.92
- 1 2 3 4 130-мм универсальный корабельный артиллерийский комплекс А-192-5П-10Э Армат-Пума | Каталог Рособоронэкспорт
- ↑ ФГУП Конструкторское Бюро "Арсенал" им. М.В. Фрунзе
- ↑ 「世界の艦載兵器」 『世界の艦船』第811集 P.93
- ↑ 多田智彦「ロシア海軍の新しい艦載兵器 (特集 ロシア海軍の現況)」『世界の艦船』第817集(2015年6月号) 海人社 P.86-91
- ↑ СМИ: Передачу ВМФ фрегата "Адмирал Горшков" отложили из-за проблем с артустановкой
- ↑ Кораблям облегчат пушки в четыре раза
- ↑ Фрегат "Адмирал Горшков" получил артустановку
- A-192のページへのリンク