髙野公一とは? わかりやすく解説

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髙野公一

髙野公一の俳句

あきかぜの明日は豆の葉を吹かん
いわし雲六度六分で退院す
かなかなと呼びかなかなと応えたり
どこまでも植田見えざるもの見たし
びー玉の中の銀河を転がしぬ
われ死なばちちははも死ぬ梅の花
与えられ奪われ合歓の花咲けり
今生は母より生まれ鰯雲
仮の世の仮の呼び名は寒雀
仮の世を流れ解散秋あかね
僕らみな死星のかけら芥子の花
冬の富士全重量を暮れ残す
前世もひとり見ていた冬落暉
動かざる最も高き紙鳶
嘘っぽく銀座の上に月満ちる
大根を手に下げ急がねばならぬ
天上の枯野を行くは父母の馬車
天皇の右手が上がる二日かな
天高し死を点睛と思うとき
始まりも終りも知らず閑古鳥
寒卵落せば割れる落したし
寒詣あやせば笑う子のために
山々に神々辛夷は静かな木
底紅のときには後ろから吹かれ
手術衣や秋の遍路に発つごとし
放屁虫この世に加うもの多少
新しく生きたし春の雪ふれば
日月の巡りて秋の時雨かな
春夕焼け遠くの礁から眠る
昼の月かつて戦士と呼ばれたる
歳下の父に会う旅蝶あまた
死んでいた百億年や青葉木菟
死んでゆく者は仲間ぞ木菟鳴けり
死化粧を子供がのぞく残暑かな
残る日は青春に似よ鳳仙花
母の忌はすきまだらけに辛夷咲く
浮いている地球の重さ鳥雲に
真青なる春の地球の上りけり
瞑目の八月白い花の数
秋の声とは虫絶えてからのこと
秋水の中でひかるも水ならん
肉体の時間を生きる桐の花
行く先にコスモス見えるアンダンテ
襖みな開けて花嫁見て下さい
身の内の父を酔わせる新酒かな
野のゆれの秋の蝶へと戻りくる
野の色の一つが飛ぶは秋の蝶
雪虫に解なかりけり光りけり
鳥渡るマンハッタンは小さき島
黒南風や言葉の遅き子を抱けば
 



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