斎条古墳群とは? わかりやすく解説

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斎条古墳群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/02 14:36 UTC 版)

剣神社古墳がある剣神社遠景

斎条古墳群(さいじょうこふんぐん)は、埼玉県行田市斎条にある古墳群である。

利根川の堤防を北方約1キロにのぞむ標高20メートルの微高地に築造された。中心となる古墳は、剣神社の鎮座する直径40メートル、高さ3メートルの剣神社古墳と呼ばれる埴輪を持つ古墳で、斎条1号墳とも呼ばれている。この古墳の周辺には8基の古墳跡が確認されている。昭和36年(1961年)水田下から埴輪が発見されたのを契機に斎条5号墳の発掘調査が行われた。

斎条5号墳

直径19メートル、高さ1.8メートル、周溝幅1.3メートルの円墳。水田下1.5メートルに埋没し、墳丘の大部分は削平されている。朝顔形円筒埴輪2本と二条突帯の円筒埴輪41本で構成された埴輪列が検出された。主体部は見つかっていない。埴輪の特徴から6世紀中頃から後半の築造と推定される。

斎条古墳群の存在する行田市斎条は、加須低地に位置している。この加須低地は関東造盆地運動により、利根川からの河川堆積物を受けて徐々に沈降しているため、古墳群の墳丘自体も沈降している。同じく沈降している古墳に、同市酒巻地区の酒巻古墳群がある。

参考文献

  • 塩野博 『埼玉の古墳 北埼玉・南埼玉・北葛飾』 さきたま出版会、2004年

関連項目

外部リンク

座標: 北緯36度10分51.0秒 東経139度27分25.0秒 / 北緯36.180833度 東経139.456944度 / 36.180833; 139.456944




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