いわした しじゅうからとは? わかりやすく解説

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岩下四十雀

岩下四十雀の俳句

いさぎよく鴨はさよなら一顧なし
いつとなき松蟬いつとなき樹齢
かぶら蒸し忘れてはるか人の肌
こおろぎよ南瓜の下は都なれ
イオー島から遠泳で還ってこい
フグ釣れて戦艦ムツの忌の日なり
亀に亀が乗って天意のごときもの
亀鳴かしすぎるぞ諸君俳兄よ
仏頭を見すぎ霞をぬけられぬ
僧ひとり料亭に待つ湯びき鱧
冬眠の鯉の度胆を抜きとらん
初風呂のさら湯は毒と知りながら
向きあっている仏壇と雛壇と
善人に夏炉を焚かれ逃げられぬ
土筆など古きネクタイみな捨てる
寒の底は?人形に逢いにゆく
少年よ癇癪玉をひとつおくれ
手間かけてぬたくる面か冬の蠅
抱かんにはみな怒り肩雪女郎
押し花を展けば臍の緒でありし
掌に計る桜つぼみはグラムか匁か
断られたりお一人の鍋物は
昏々の長考に入る山椒魚
春の曲女体や琴にのしかかる
春昼の孔雀に挑む男かな
暴走族流れ星とぞ名告りける
桐の花男の寝顔淵となる
楽屋一同雪掻きに出てしまいけり
橦木鮫沖にあらわれ大旱
流されてみちのくにあり蓴舟
浜木綿は野伏と寝たる乱れよう
湯舟にて菖蒲啣えし首なりけり
秋口のなぜか箒の吊りどころ
秋風の一弦琴を二つ置く
秋風の猫が吐きたる毛玉かな
籘椅子にのこすわが形りわが膏
花の鵯頭のささくれるまで狂う
萩餅や位牌のお尻撫でながら
藁ぼっちつらぬく棒のこころざし
蛞蝓の速足死処をあやまつな
行々子親きようだいと吹き千切れ
赫々と都を落ちる潮まねき
長虫を見しが今年の一大事
長襦袢ずるるずるると蝸牛
関東平野紋白蝶に騎ってゆく
頬杖のなんど外れる桃祭
風の貌して風の盆より帰る
骨壺を購ってひとまずバラ生ける
鮟鱇を捕りにゆきしが溺れけり
鯉に指吸わせ緑蔭にくからぬ
 

「いわした しじゅうから」の例文・使い方・用例・文例

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