デュエル・マスターズ (漫画)
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ストーリー
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
デュエル・マスターズ
デュエルの神殿編(1 - 7巻)
本作は、デュエリスト「NAC(ナック)」が日本に帰国するところから始まる。勝舞はこの時、NAC(ナック)の知人でもある父・勝利が行方不明であるということを知る。
勝舞はその後、「黒い死神」と呼ばれる黒城とデュエルをするも僅差で敗れるが、この敗北を通じてもっと強くなることを決意し、デュエルの神殿で修行を始める。苦しい修行の末、自分の戦法の強化に成功した勝舞はデュエルの神殿を卒業し、白凰が率いる日本最強のチーム「白い騎士団」に加入するよう求められるが、勝舞は白凰の他人を切り捨てる性格を知り激怒、加入を拒否してしまう。
バトルアリーナ編(8 - 13巻)
デュエルの神殿での修行を終えた勝舞は、赤ちゃんデュエリストのジョージと出会う。厳しい修行に耐えられないというジョージの話を聞いた勝舞は、ジョージの師匠のDr.ルートに挑むが敗北。勝舞は瀕死になり、Dr.ルートの手術を受けるも、自分の未熟さと敗北の恐さを知り、デュエルができなくなってしまった。しかし、白凰とジョージの言葉がその恐怖心を打ち砕く。その後は勝舞もDr.ルートのもとで、白凰やミミらと共に修行を開始する。
不亞城編(14 - 17巻)
バトルアリーナで勝舞は不亞幽を倒し日本一のデュエリストになったが、決勝戦終了後、ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンの覚醒と同時に、不亞幽の兄であるザキラが登場する。勝舞達は、幽が兄・ザキラに利用され悪事を働いていたことを知る。ザキラのやり方に激怒した勝舞はザキラの後を追いデュエルをするが、ザキラの圧倒的な力の前に敗北寸前に追い詰められる。そこへDr.ルートが登場し、ザキラは白凰の記憶を奪い逃走。勝舞とれく太は、白凰の記憶を取り戻すために旅に出る。
デュエル・マスターズFE
スペイン編(1 - 4巻の途中)
ザキラに敗れた勝舞は、さらに強くなるためスペインへ旅立つ。スペインで、死んだと聞かされていた父・勝利と再会。黒城とも再会しつつデュエルに敗北後、勝舞は地獄の特訓を開始。その頃ザキラはデュエルマスターのトーイを倒し、デュエルマスターの居場所を見つけ出し、アフターR(レボリューション)を各国に派遣する。修行中の勝舞と黒城の元にも、ザキラの送り込んだリッチ&シズカが襲い掛かるが、勝舞と黒城はこれを撃退。勝舞は次なるデュエルマスターを探すためにエジプトに向かう。直後、洗脳された白凰(ホワイト)が勝利の元にやってきて、デュエル中に呪いに倒れた勝利を倒す。
エジプト編(4巻の途中 - 7巻の途中)
勝舞、れく太、エスメラルダ、キュースマンの一行は途中で散り散りとなり、勝舞は何とかエジプトへ到着。そして、現地で出会ったデュエリストのホルス、ジェドと共に「楽園」と呼ばれている場所へ向かう。しかし、それは天帝トトがデュエルマスターを捕まえるための罠だった。勝舞はトトにデュエルを挑むも敗北し、敗北後に勝舞はれく太、エスメラルダ、キュースマンと再会。ジェドとホルスもトトによって強制的にデュエルさせられる。そんな中、れく太が偶然持っていた勝利のカードを勝舞は受け取り、それを使い新たなデッキを組み始める。ジェドに勝利したデュエルマスター・ホルスは、現れたザキラに捕えられる。勝舞は再びトトに挑み、エスメラルダはザキラと闘う。それぞれ勝舞とザキラが勝利するが、そこに現れたルートの協力でホルスとエスメラルダとトーイは救出され、勝舞達は日本へ向かう。
世界大会編(7巻の途中 - 12巻)
日本に帰国した勝舞達は空港でミミ達と再会し、Dr.ルートの一番弟子である天地龍牙と出会う。世界大会前日の夜、Dr.ルートの家にデュエルマスターを探しにきたバベルがルートとデュエルをし、勝舞とボルメテウス・武者・ドラゴンの力によりバベルは命を助けられる。このデュエルにおいてルートが使った神のカードが世界中に放った光や、その後の勝舞とのデュエルによって白凰は記憶を取り戻す。翌日に開催された世界大会、ガルドは大会開始より数時間後、前回と同様に世界大会の崩壊およびデュエリスト全滅を画策。UFO内部にてガルドメンバーが集結している中、記憶の戻った白凰は回復中のザキラを殺そうとしたが、イエスマンに阻まれてデュエルとなり、白凰は倒されて地の底に沈められる。激怒する勝舞はザキラにデュエルを挑み、勝利する。すると、デュエルマスターの証が勝舞のもとに集まり、白凰を蘇らせることになったのだった。
デュエル・マスターズSX
ザキラ率いるガルドとの戦いが終わり、勝舞達は毎日デュエルを楽しんでいた。一方、ガルドは南極にて「別任務」を行っていたキサナドゥを迎えにいく。しかしキサナドゥは「自分はキサナドゥではなく、地上最初の決闘者『アダム』の部下である」と名乗り、ガルドメンバーの「デュエル外のダメージでは死なない」能力を消し、UFOとメンバーの大半を爆破する。ザキラとデュエルを挑み敗北するも、自分の分身によって生き残ったガルドメンバーを殲滅し、ザキラを拉致する。1人生き延びたアッシュは勝舞達に助けを求める。南極に着いた勝舞達の前に、復活したアダムと、その親衛隊が現れる。勝舞達はザキラを救うため、サドネス、テラー、パッション、ハプニングを倒す。一方で、白凰、れく太、ミミ、龍牙は倒され、アッシュも捕まってしまう。ザキラもアダムを倒そうとしたがアダムの圧倒さにより、アッシュと共に死んでしまう。そんな危機的状況の中、勝舞はアダムの元へたどり着き、最終決戦に挑む。激しいデュエルの末、アダムは改心し勝舞や全人類と共に世界の滅亡を食い止めた。勝舞のデュエルマスターの力により、仲間達は蘇った。皆と再開するのもつかの間、折れた塔が勝舞の上に落下していった。 以来勝舞は消息を絶ち、死んだものと思われ葬式までもが執り行われたが、実際はある遠い島に漂着しており、そこでサバイバル生活を行っていたことが判明した。 漂着に伴いこれまでの記憶は失っていたが、デュエルに関する記憶だけは辛うじて保っており、島の子供達にデュエルを広めていた。
デュエル・マスターズビクトリー
SXの後の世界を描いたこのシリーズでは、勝舞の弟の勝太が主人公を務める。
ドラゴン龍編(1 - 4巻)
勝舞の弟の勝太は、強者である兄に対する劣等感から、勝太はデュエマが大嫌いだった。そんな時、勝太は町で最強と謳われるドラゴン龍とのデュエマに巻き込まれ、ドラゴンへの敵愾心と敗北の悔しさから特訓を始める。そして、ぶっちゃけやヨーデル、べんちゃん達デュエ友との出会い、さらにいつの間にか勝太達は宇宙規模のとんでもないトラブルが地球に迫っている事を知り、"永遠のプリンプリン"のカードを巡ってドラゴン、オンセン達ライバルとの壮大なる闘いが幕を開ける。
クラス編(5 - 7巻)
オンセン達"エイリアン"との熾烈な戦いが終わり、勝太達のクラス5年2組でもデュエマは大人気。いつものぶっちゃけ達3バカの他にも、スーパーアイドルな転校生"百獣レオ"や、クラス委員長"亜部真理亜"などなど個性的なクラスメイト達に囲まれたありふれた日常。そんな毎日がある日、アイドルグループ"YA・RA・SI"の出現と共に終わりを告げる。
カツドン編(8 - 10巻)
やっと平和な日常に戻ったらしい勝太の廻りに、再び怪しい影が忍び寄る。勝太がサッカーの試合をしていたとき、どこからか現れた謎の生き物。勝太はその生き物を"カツドン"と名付け一緒に暮らすことになる。そんな時に現れたクリーチャー戦士や周囲に集まる異様な"お友達"連中、さらには勝太の周囲も何やらおかしな事になる。やがて勝太とカツドンの凸凹コンビは、強大な敵と巨大な野望との戦いに再三再四身を投じる事となる。
デュエル・マスターズVS
ハンターとエイリアンからオラクルとアウトレイジに架けての戦いは苛烈なものとなり、その影響でデュエマの聖地と呼ばれてきた八尾町では"デュエマ禁止令"が発令されてしまう。 それから2年後、勝太が14歳(中学2年生)の時、デュエマ禁止令が解除される。その時、彼はカレーパンを巡るトラブルから、町の外れにある"カードショップ滝川"を訪れる。そこで、彼は入院中の同室だった滝川るるに再会し、彼女から新しいデッキを託される。その後、彼はかつてのクラスメイトで別の学校に進学したべんちゃんや、デュエマ最強の男として有名な聖エンジェル学園のルシファー、そしてコジロー、サソリから成る四天王たちと出会う。やがて、デュエマ甲子園が行われることとなったが、そこには謎の陰謀が翳を落としていた。
デュエル・マスターズ(2017年版)
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ビクトリーの後の世界を描いたこのシリーズでは、勝太の息子である「切札勝(きりふだジョー)」が主人公を務める。
キラ編(1 - 4巻)
デュエルとラーメンが大好きな切札ジョーの元に、描いた絵に命を吹き込み、クリーチャーとして実体化できる能力を持つデッキケース「デッキー」が現れる。 ジョーはデッキーの力を使い、次々と自分だけのクリーチャー「ジョーカーズ」を生み出していく。 そうして新たな日常を楽しんでいたジョーだったが、現実世界とクリーチャーワールドをまたがる争乱に少しづつ巻き込まれていく。
自然文明編(5 - 8巻)
親友キラとの決着、そして相棒ジョニーの旅立ちから月日が流れたころ、ジョーはクリーチャーワールド・自然文明からやってきたという「トンボ」と出会う。 トンボとの出会いをきっかけに、紆余曲折ありながらも、少しづつ自然文明のクリーチャー達と親交を深めていくジョーだったが、彼らを通して自然文明を蝕む闇文明の陰謀に直面することとなる。
水文明編(9 - 11巻)
自然文明の神・バラギアラの暴走を収めクリーチャーワールドを救ったジョー。地球に帰還したジョーの元に、水文明のデュエル・マスター候補・キャップが現れる。 キャップの助力により水文明の技術・超GR(ガチャレンジ)の力を手に入れたジョー達は滅亡寸前の水文明へと向かう。 だが、そこに待ち受けていたのはキャップそっくりの少年・ギャップと、闇文明の王・ゼーロであった。
デュエル・マスターズ キング
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十王篇(1 - 4巻の途中)
ゼーロの消滅から月日が流れ、切札ジョーは小学5年生に進級。ジョーの元に、未知なる鬼のクリーチャーを操る謎のデュエリスト・アバクが突如現れる。 新切札・モモキングや仲間たちと共に、ジョーはアバクの陰謀に立ち向かっていく。
王来篇(4巻の途中 - 7巻の途中)
アバクとの決着がついた後の1ヶ月後、川越にいつもの日常が戻っていた。そんな中、ジョーは謎の男・ジェンドルに追われるアバクと遭遇する。 ジェンドルに敗れ力尽きたアバクは、ジョーにクリーチャーの全ての歴史が刻まれているという秘宝、「超獣歴程」なる秘宝を託す。 伝説のクリーチャーをそこに証し、歴程を完成させれば、伝説のクリーチャーの謎が紐解かれるというのだ。 歴程を完成させ、その力をもって世界を支配しようと目論むジェンドルの野望を阻止するべく、ジョーは歴史を超えて伝説のカードを探す旅に出るのであった。
王来MAX篇(7巻の途中 - 8巻)
ジェンドルの野望を砕き、平和を取り戻したジョーの元に再びアバクが現れる。一度はジョーに感謝の意を示したアバクだったが、ジョーの心の闇を引き出し、さらにデッキーを奪うべく突如としてジョーに牙を剥く。 アバクとのデュエルの末にデッキーを奪われたジョーだったが、デッキーを取り戻すべく再びアバクに立ち向かう。
デュエル・マスターズ WIN
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このシリーズでは、「斬札ウィン(きりふだウィン)」が主人公を務める。以前の勝舞編、勝太編、ジョー編との接点はない。ウィンは初の闇文明使いの主人公で、切り札は「ジャシン」。
ゴッド・オブ・アビス編(1巻 - 2巻)
主人公である斬札ウィンはデュエマを愛する闇文明使いの12歳。ウィンはマイハマでとあるデュエマ大会に父親と共に参加することになり、そこで謎のクリーチャー「アビスベル=ジャシン帝」を召喚し、『邪神』を目覚めさせてしまう。
そして復活した邪神を危険視するトップデュエリストのプリンス・カイザ社長、謎の少女カレンとの出会いを通しデュエリスト集団である「D4(ディ・フォー)」とウィンはデュエマで戦っていく。
決闘学園編(デュエル・ウォーズ)(3巻 - 5巻)
カイザとの激戦から数日後、ウィンはマイハマ学園に進学し、中学1年生になった。 カレンや新たな仲間であるウガタ(穿田見)と共に「デュエマ部」を設立するなど、思うままに学園生活を楽しんでいたウィンだったが、次第に学園にまつわる陰謀に巻き込まれていく。
注釈
- ^ 一部のアニメおよび漫画版では時々「僕」と称することもある。
- ^ ただし、アニメ『VSRF』の第44話にて7年後の舞台となっている勝太とるるとの結婚する事で勝太は高校生になっていなかった。
- ^ なお、『VS』で明らかになった事だが、4歳時点では未だ入院していたものの他の患者よりは元気だった。その頃にるると出会い、病に苦しむるるに元気を分け与えていた。つまり、『スタークロス』時代は勝太は4歳になっていないらしい。
- ^ カレーパンの本作における功績は目覚しく、『スタークロス』での昏睡からの復活に加え、ドラゴンやプリン、カツドンやアニメ『V3』での零達仲間との絆を深めたり、『VS』での2年間の禁止期間の勝太のモチベーションの元になり、るるとの再会および再びデュエ魂に燃えるきっかけを作ったりと枚挙に暇ない。逆にカレーパンが切っ掛けで危機に陥った事も多々ある。
- ^ アニメ版では勝太とるるはできちゃった結婚をしており、結婚式の時点でジョーは3歳であった。
- ^ 『アビス』を入手する前のアニメ『WIN』第1話では、闇・火の混合デッキを使用していた。
- ^ 今井は2018年8月を以って声優業を引退している。
- ^ しかし、白凰の回想では彼が母親を殺されるまでは仲良くしていた様子やSX最終話で勝舞の葬式に参列している辺り、心から悪人という訳ではない模様。
- ^ 勝太の頭身が大きくなったので低く見えるとも言える。
- ^ 実在する記念日。日本に茶が伝来した日に因む。
- ^ 「絶対絶命」は原文ママ。
- ^ アニメでは加入自体していない。
- ^ 滝川の一族の身体的特徴であり、これが生き別れの肉親を探す時の鍵でもあったりする。
- ^ このポエムノートは「ときめきメモ」という名前が付いており、勝太との結婚後、勝太の落書き帳になっている。
- ^ 勝太が最初に譲ってもらってからもしばらくは何も食べなかったらしい。
- ^ ただし、るるだけは唯の「でこ」という事で女子と認識していないためにおでこを接触されても気絶しなかった。また実際にるるを勝太に向かってぶん投げた描写がある。
- ^ 公式HP上では「?」となっている。
- ^ アニメ版では「私」になっている。
- ^ アニメでは「余」も使う。
- ^ ゲラッチョ男爵の女子の好感度を下げる靄に反応しなかったことから、雄である模様。
- ^ 名前入力時に用意されている名前であり、変更は可能。
- ^ 松本の苦手な存在から生まれた例としては、牛次郎が該当する[3]。
- ^ この編集者は勝舞編とは別人である[3]。
出典
- ^ a b “松本しげのぶ「デュエマ」新シリーズ「デュエル・マスターズWIN」がコロコロで開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年8月12日) 2022年8月12日閲覧。
- ^ “第66回小学館漫画賞に「デデデデ」「チェンソーマン」「ショコラの魔法」など”. コミックナタリー (2014年1月20日). 2021年1月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “『デュエル・マスターズ プレイス』超特集! 知られざるキャラクターたちの裏側が明らかに!? 松本しげのぶ大先生とデュエマキャラクターたち!!”. コロコロオンライン. 小学館 (2019年12月20日). 2021年12月12日閲覧。
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