Paris Greenとは? わかりやすく解説

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花緑青

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 13:45 UTC 版)

花緑青(はなろくしょう)とは、19世紀初頭にドイツで工業的に生産され始めた緑色の人工顔料である。化合物としての実体は、 Cu(C2H3O2)2·3Cu(AsO2)2、すなわち、酢酸銅と亜ヒ酸銅(II)の複塩である[1]パリスグリーンエメラルドグリーンシュヴァインフルトグリーンなどとも呼ばれる。ヒ素に由来する強い毒性を持ち、過去には殺鼠剤殺虫剤農薬としても盛んに用いられた。


  1. ^ 伝統色のいろは -花緑青
  2. ^ H.Wayne Richardson, "Copper Compounds" in Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry 2005, Wiley-VCH, Weinheim. doi:10.1002/14356007.a07_567
  3. ^ 米国特許第82,468号
  4. ^ Justin M. Andrews, Sc. D. (1963年). “Preventive Medicine in World War II, Chapter V. North Africa, Italy, and the Islands of the Mediterranean”. Washington, D.C. USA: Office of the Surgeon General, Department of the Army. pp. 281. 2008年9月30日閲覧。
  5. ^ a b GHSモデル MSDS情報”. 厚生労働省 (2009年3月30日). 2015年2月10日閲覧。


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