Hydroxylellestaditeとは? わかりやすく解説

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水酸エレスタド石(Hydroxylellestadite)

水酸エレスタド石
埼玉県秩父郡大滝村秩父鉱山道伸窪坑
Ca5[(SiO4),(SO4)]3(OH,Cl,F) 画像の幅約2.7cm

塊状の水酸エレスタド石です。
1971年埼玉県秩父鉱山発見され鉱物です。
淡紫色部分が水酸エレスタド石で、淡茶色部分ベスブ石です。

水酸エレスタド石

(Hydroxylellestadite から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:14 UTC 版)

水酸エレスタド石(すいさんエレスタドせき、 Hydroxylellestadite)は1971年に発表された日本産新鉱物で、当時住友金属鉱山の研究所に勤務していた鉱物学者原田一雄などにより、埼玉県秩父鉱山から発見された[1]化学組成はCa10(SiO4)3(SO4)3(OH)2で、六方晶系燐灰石スーパーグループのEllestaditeグループに属し、ハロゲンなどの入る位置に水酸基が卓越する種である。発表当時は新鉱物として認定されていたが、最近の検討により、原田などの研究よりも早い時期に、既に発見されていたことが明らかとなり、日本からの新鉱物とすることには疑問符がつくこととなった[2]


  1. ^ Harada, K. et al. (1971): Hydroxylellestadite, a new apatite from Chichibu mine, Saitama Prefecture, Japan. Amer. Mineral., 56, 1507-1518.
  2. ^ Pasero, M. et al. (2010): Nomenclature of the apatite supergroup minerals. Eur. Jour. Mineral., 22, 163-179.


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