シューマン, クララ:ワルツ形式によるカプリス
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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シューマン, クララ:ワルツ形式によるカプリス | Caprice en forme de valse Op.2 | 作曲年: by1833年 出版年: 1832or1833年 初版出版地/出版社: Hofmeister |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | ハ長調 op.2-1 C dur | 2分30秒 | No Image |
2 | ニ長調 op.2-2 D dur | 2分00秒 | No Image |
3 | 変ホ長調 op.2-3 Es dur | 2分00秒 | No Image |
4 | 変イ長調 op.2-4 As dur | 1分30秒 | No Image |
5 | 変ロ長調 op.2-5 B dur | 2分00秒 | No Image |
6 | ハ長調 op.2-6 Cdur | 1分30秒 | No Image |
7 | 変イ長調 op.2-7 As dur | 1分30秒 | No Image |
8 | 変ホ長調 op.2-8 Es dur | 1分00秒 | No Image |
9 | 変ニ長調 op.2-9 Des dur | 1分00秒 | No Image |
作品解説
おそらく1831年から32年にかけて、クララが父ヴィークに伴われて行った大規模なパリへの演奏旅行の前後に書かれた作品集。それぞれは、さほど関連性のない9つの小品からなる。全て3拍子系で、4分の3拍子の曲では左手が典型的なワルツの伴奏を担当するが、8分の3拍子の第4曲と第8曲では用いられない。カプリチョ的性格は、一貫しては認められず、ローベルトは「まるで軽騎兵のようだ」とか「カプリスというよりむしろ即興曲、あるいはヴィーク流の楽興の時といったところだ。」という感想を残した。
この作品集には、ローベルトの《パピヨン》作品2と類似した箇所がいくつかある。第2曲のモレンドでの終わり方は明らかだが、その他第1、6、8曲にも見られる。
クララはこれをローベルトに献呈しようと考えていたが、ヴィークの意向でヴィークのもとでレッスンを受けていたフェルスター夫人に捧げられた。
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