キーアダン
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キーアダン(Círdan、第一紀4550年? - )は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』、『シルマリルの物語』、『終わらざりし物語』の登場人物。
- ^ 「ヴァリノール隠し」より前には、フェアノールとかれの息子たちが、アマンのテレリから奪った船で、大海を越えてアマンからベレリアンドまで航海している。またガラドリエルもケレボルンとともに、アマンのテレリの船でベレリアンドへ渡ってきた、との構想もあった
- ^ 『シルマリルの物語』の記述にもとづく。発行された『シルマリルの物語』では、ギル=ガラドはフィンゴンの息子とされているので、「ダゴール・ブラゴルラハの後にキーアダンに預けられた」との記述はヒスルムからファラスへの移住を思わせる。しかしトールキンの文書中のギル=ガラドはオロドレスの息子であるので、オロドレスが守備にあたり、457年に陥落したミナス・ティリスからか、あるいはオロドレスが逃れたナルゴスロンドからファラスへと送られたのかもしれない。
- ^ ほかにもリンドンの西に、トル・モルウェン、トル・フイン、ヒムリングといった島々が残ったが、住んだものがいたかどうかは不明である。
- ^ ナルヤは最後の同盟の戦いに赴くまでギル=ガラドが持っていた、との記述もある。
- ^ 髭があったとされるエルフはキーアダンとマハタンだけである。
- ^ 老いた外見について言及されているエルフは、キーアダンのほかにはグウィンドールだけである。グウィンドールはニアナイス・アルノイディアドでモルゴスに捕らわれ、20年ほど鉱山での労働を強いられた末、老人のような姿に成り果てたとされる。しかし583年の怒りの戦いで解放された奴隷たちがどのような姿であったかについての描写はないため、モルゴスによって課される労働が、すべてのエルフを老人のようになさしめるのかどうかは分からない。あるいはキーアダンが星々の時代から中つ国に留まっている、おそらく唯一のエルフであることに、かれの外見の原因を求めることが出来るのかもしれない。
- 1 キーアダンとは
- 2 キーアダンの概要
- 3 第二紀
- 4 第三紀
- 5 第四紀
固有名詞の分類
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