Bulimia nervosaとは? わかりやすく解説

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ビー‐エヌ【BN】

読み方:びーえぬ

《Bulimia nervosa》⇒過食症


しんけいせい‐たいしょくしょう〔‐タイシヨクシヤウ〕【神経性大食症】

読み方:しんけいせいたいしょくしょう

《Bulimia nervosa》⇒過食症


神経性大食症

(Bulimia nervosa から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/22 22:55 UTC 版)

神経性大食症(しんけいせいたいしょくしょう、: bulimia nervosa ; BN)は、神経性過食症とも呼ばれる、一気にものを食べる摂食障害のうち、食べた物を何らかの方法で排出する浄化行動を伴うものである[1]過食症(かしょくしょう)、ブリミアとも呼ばれる。この場合激しく飲食した後に、過食嘔吐、下剤・利尿剤・薬物・過度の運動・絶食による代償行為を行う。代償行為を行わないものはむちゃ食い障害と言う。最悪の場合自己嫌悪から自殺を図る事もあり、その確率は拒食症のそれよりも高い。ジェラルド・ラッセル教授によって1979年に提唱され、1980年の米国精神医学会によって摂食障害として承認された。中枢性摂食異常症摂食障害)として厚生労働省の特定疾患に指定されている。


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  33. ^ 山田 恒・本山美久仁 (2021). “神経性過食症の診断と治療”. 精神科治療学 36: 144-147. 
  34. ^ 「ジェーン・フォンダ わが半生」(ソニーマガジンズ


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