郝和尚バアトル
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郝 和尚バアトル（かく わしょう バアトル、? - 1252年）は、モンゴル帝国に仕えた漢人将軍の一人。
- ^ ケフテイが単独で太原方面に侵攻したとの記録は本紀などには見えないが、同じく太原出身者の周献臣もケフテイに投降したとの記録がある（高橋2021,234-235頁）
- ^ 『元史』巻150列伝37郝和尚抜都伝,「郝和尚抜都、太原人、以小字行。幼為蒙古兵所掠、在郡王迄忒麾下、長通訳語、善騎射。太祖遣使宋、往返数四、以辯称」
- ^ 「九原｣ とは本来忻州を指す古称であるが、忻州は「州」であって「府」ではなく、ここでは太原府の別称と考えられる（高橋2021,234頁）
- ^ 高橋2021,233/235頁
- ^ 高橋2021,233/236頁
- ^ 高橋2021,233/236頁
- ^ 『元史』巻150列伝37郝和尚抜都伝,「歳戊子、以為九原府主帥、佩金符。庚寅、率兵南伐、略地潼・陝、有功。辛卯、授行軍千戸。乙未、従皇子南伐、至襄陽、宋兵四十万逆戦漢水上。領先鋒数百人、直前衝其陣、宋兵大潰。丙申、従都元帥塔海征蜀、下興元、宋将王連以重兵守剣閣。乃募敢死士十二人、乗夜破関、入蜀、諸城悉下。明年、取夔府、抵大江、宋兵三十万軍於南岸。郝和尚抜都選饒勇九人、乗軽舸先登、横馳陣中、既出復入、宋兵不能支、由是以善戦名」
- ^ 高橋2021,232/237頁
- ^ 1236年にはモンゴルの諸王・功臣に旧金朝領華北の分配が行われており（投下領）、それまで郝和尚バアトルらの上官であったケフテイは徳州を分配されていた。この分配にあわせて行政区画の整備と管轄地の調整が行われた結果、五路万戸に改めて任じられたものとみられる（高橋2021,236頁）
- ^ 牛根2010,76-77頁
- ^ 『元史』巻150列伝37郝和尚抜都伝,「庚子歳、太宗於行在所命解衣数其瘡痕二十一、嘉其労、進拝宣徳西京太原平陽延安五路万戸、易佩金虎符、以兵二万属之、復賜馬六騎・金錦弓鎧有差」
- ^ 『元史』巻150列伝37郝和尚抜都伝,「甲辰、朝定宗於宿甕都之行宮、賜銀万鋌、辞以『賞過厚、臣不応独受、臣得効微労、皆将校協力之功』、遂奏将校劉天禄等十一人、皆賜之金銀符」
- ^ 『元史』巻150列伝37郝和尚抜都伝,「戊申、奉詔還治太原、請凡遠道租税監課過重者、悉蠲除之。歳饑、出白金六十鋌・粟千石・羊数千、以助国用。己酉、陞万戸府為河東北路行省、得以便宜従事、凡四年。壬子三月、卒。追贈太保・儀同三司・冀国公、諡忠定」
- ^ 『元史』巻150列伝37郝和尚抜都伝,「子十二人。長天益、佩金符、太原路軍民万戸都総管。次仲威、襲五路万戸。札剌不花、鎮蛮都元帥・軍民宣慰使。天挙、大都路総管・兼府尹。天祐、陝西奥魯万戸。天沢、夔州路総管。天麟、京兆等路諸軍奥魯万戸。天挺、河南江北行中書省平章政事」
- ^ 牛根2010,77-78頁
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- 2 郝和尚バアトルの概要
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