賃粉切り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/20 00:26 UTC 版)
賃粉切り(ちんこきり)とは、賃金を取って葉たばこを刻む職人のことである[1][2]。単に賃粉ともいう[3]。賃金を取って葉たばこを刻むこと自体も賃粉切りという[2]。
- ^ a b c d 『江戸の生業事典』232頁「賃粉切り」の項
- ^ a b 『日本国語大辞典 第2版 第9巻』175頁
- ^ 『日本国語大辞典 第2版 第9巻』174頁
- ^ 『時代小説「江戸」事典』258頁
- ^ a b c d e 其の十五 ふきがらをじゅうといわせるちんこ切 > たばこの川柳 > ことわざ&川柳 > たばこに親しむ > たばこの雑学 > たばこワールド - 日本たばこ産業ウェブサイト(2014年4月26日閲覧)
- ^ 『タバコの歴史』213頁
- ^ a b 『タバコの歴史』212頁
- ^ 『江戸の生業事典』232-233頁に掲載されているだけで、「賃粉切り」「ちんこ切り」を含む川柳は26句ある。
- ^ 例えば『お染久松色読販』「能き所に鬼門喜兵衛賃粉切の拵へ煙草を切り居る」、『御国入曽我中村』「向うより源次ちんこ切りの拵え煙草の俵を一俵かつぎ」
- ^ 例えば『娼妓絹籭』「なんの事はねへたばこやの賃粉切といふ身だ」、『辰巳婦言』「なんのこった庖丁を引ったくられたちんこ切か」、『南極駅路雀』「ちんこ切と葉ごしらへして芥川を歩渉にして」
- ^ 誹風柳多留118編29丁甲「筋骨を抜きふんじばる多葉粉の葉」
- ^ 誹風柳多留108編21丁「乗っ掛かりこまを早める賃粉切り」
- ^ 『江戸の生業事典』232-233頁「賃粉切り」の項
- ^ a b 『江戸と東京風俗野史』209頁
- ^ 誹風柳多留52編25丁。頑是ない幼児が、「ちんこ切り」と聞いて性器切断の方と捉え、怖がっているという川柳。
- ^ 誹風柳多留35編18丁
- ^ 誹風柳多留60編10丁
- ^ 雑俳・梅柳〔1836〕一(『日本国語大辞典 第2版 第9巻』174頁による)
[続きの解説]
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