英義可汗とは? わかりやすく解説

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英義可汗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/27 13:50 UTC 版)

英義可汗(えいぎかがん、拼音:Yīngyìkĕhàn、? - 924年)は、甘州ウイグル王国の王(権知可汗)[1]。名は仁美後唐荘宗より英義可汗[2]の称号を賜った。『遼史』では烏母主可汗(オルムズ・カガン、Ormuz Qaγan)[3]と表記。


  1. ^ 山田信夫『北アジア遊牧民族史研究』p198、護雅夫『中国文明と内陸アジア』p254では「初代可汗」としている。
  2. ^ 護雅夫は『セヴレイ碑文』にある「インギ・ヤグラカル」を英義建功毘伽可汗(牟羽可汗)ではなく、この英義可汗に比定している。
  3. ^ 『遼史』本紀第二にみえる「烏母主可汗」の記事は天贊三年(924年)十一月と天贊四年(925年)夏四月なので、仁美ではなく次の狄銀の可能性もある。
  4. ^ この時点では仁美が甘州可汗かどうかはわからないが、仁美を初代可汗とするならば、周易言を遣わしたのが仁美ということになる。
  5. ^ 『五代会要』では「周易言をもって右監門衛大将軍同正とし、弟の略麥之,石論思を左千牛衛将軍同正とし、李屋珠,安鹽山を右千牛衛将軍同正とし、左鹽門衛上将軍の楊沼を左驍衛上将軍とし、押領回鶻還番使に充てた」とある。


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