けいざいてき‐ちょうへいせい【経済的徴兵制】
経済的徴兵制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/07 02:51 UTC 版)
経済的徴兵制(けいざいてきちょうへいせい、英語: economic conscription)とは、貧困層の若者に対し、学費免除・医療保険加入などの経済的支援を利用して、軍隊への入隊を募り、その要員を確保する仕組みである[1]。主に徴兵制を取らずに志願制を取っている国において用いられる。特に国内に経済開発が遅れた地域があるような場合に、若者たちの多くが軍隊における立身を志すことに魅力を覚えるような状況を生み出すことを指すが、そうした後進地域の開発に資する取り組みがなされている場合は当てはまらないとされ、そのような仕組みを利用している政府が、その仕組みの存在を認識していること、そのような状況を変えようとしないことが前提となっている。
- ^ “経済的徴兵制(けいざいてきちょうへいせい)の意味 - goo国語辞書” (日本語). goo辞書. 2021年9月28日閲覧。
- ^ “UK | Wales | Army 'targeting poorer schools'”. BBC News (2006年12月4日). 2012年3月25日閲覧。
- ^ Economic Conscription I, James Connolly, www.marxists.org, retrieved 23 Jan 2010
- 1 経済的徴兵制とは
- 2 経済的徴兵制の概要
- 3 関連項目
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