男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
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『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(おとこはつらいよ とらじろうゆうやけこやけ)は、1976年7月24日に公開された日本映画。『男はつらいよ』シリーズの17作目。同時上映は『忍術猿飛佐助』。
- ^ 前年(1975年12月)に公開された。
- ^ 「市役所で飾る絵」のようにしている書物もあるが、作中で明言はされていない。龍野市制施行25周年記念の文化事業の一環として、鶏籠山・揖保川などの龍野市の自然を描くようにお願いされている。
- ^ 「『社会的不正義』に対して、庶民が見事『人情的な正義感』で対抗した作品」(『完全版「男はつらいよ」の世界』p.143)と評する書物がある。もっとも、金をだまし取った悪党そのものに罰が与えられたわけではないので、「庶民の無力さをあらためて思い知らされるようなストーリー」(『みんなの寅さん 「男はつらいよ」の世界』p.244)という意見も存在する。
- ^ 「芸術」と「金を稼ぐ」というジレンマを打ち破るための青観なりの理由づけが、「龍野でいろいろ世話になったから、君にあげる」という絵の添え状の文句だとする考え方もある。(『「男はつらいよ」の幸福論』p.76)
- ^ 「今回はフラれない寅次郎ということで、惚れた腫れたの世界にとどまらない新趣向も見られる」(『男はつらいよ 寅さんの歩いた日本』p.52)とする書物もある。具体的には、(1)寅次郎の口から「(ぼたんと)所帯を持つ」という言葉が二度も飛び出す、(2)最後の場面はぼたんと一緒であり、マドンナとの別れの場面がない、(3)従って、「失恋」してとらやを出て行くという場面がない、といった特徴がある。
- ^ 「脇田」という苗字で、ぼたんに「お殿様」の子孫として紹介されている。幕末まで龍野藩主を務めた脇坂家が存在する。
- ^ 『男はつらいよ魅力大全』(p.30)に、「このシーンがあるかぎり、私は『寅次郎夕焼け小焼け』をベストテンから抜かすことはないだろう」という著者の意見が載っている。
- ^ 『男はつらいよ 寅さんの歩いた日本』 (p.52)は、この言葉が恋人との亡命生活という半生を送った「岡田嘉子自身の言葉として聞こえてくる」としている。
- ^ a b 『日経ビジネス』1996年9月2日号、131頁。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン全史: 1946-2002』キネマ旬報社、2003年、214-215頁。ISBN 4-87376-595-1。
- 1 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼けとは
- 2 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼けの概要
- 3 ロケ地
- 4 記録
「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」の例文・使い方・用例・文例
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