滑り説

デジタル大辞泉

すべり‐せつ【滑り説】

読み方：すべりせつ

横紋筋の収縮は、筋原線維のミオシンからなるA帯（暗帯）フィラメントの間に、アクチンからなるI帯（明帯）フィラメントがすべり込むことによって起こるとする学説。1954年にA＝F＝ハクスリーとH＝E＝ハクスリーが別々に提唱。

生物学用語辞典

滑り説

英訳・(英)同義/類義語：sliding theory, sliding filament theory

筋肉収縮のメカニズムに対して提出されたモデルで、アクチン繊維が、ミオシン繊維に沿って滑り込むとしたもの。現在はこの説が正しいとされている。

「生物学用語辞典」の他の用語

学説仮説法則など：

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滑り説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2009/08/08 19:55 UTC 版)

滑り説（すべりせつ）は、筋収縮が進行するメカニズムとして提唱されている学説である。アンドリュー・フィールディング・ハクスリーとヒュー・ハクスリーがそれぞれ独自に提唱した（なおこの二人に血縁関係はない）。滑走説、ハクスリーの滑り説などとも言われる。筋収縮の分子メカニズムとして、もっとも広く受け入れられている説である。