末期養子
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末期養子(まつごようし)は、江戸時代、武家の当主で嗣子のない者が事故・急病などで死に瀕した場合に、家の断絶を防ぐために緊急に縁組された養子のことである。これは一種の緊急避難措置であり、当主が危篤状態から回復した場合などには、その縁組を当主が取り消すことも可能であった。当主が既に死亡しているにもかかわらず、周囲の者がそれを隠して当主の名において養子縁組を行う場合も指す。
- ^ 『お家相続』(吉川弘文館)p.195-197,212-213
- ^ “大名の死 秘した使命感 草津宿本陣(時の回廊)”. 日本経済新聞 (2015年1月23日). 2021年9月9日閲覧。
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