旗振り通信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 04:42 UTC 版)
旗振り通信(はたふりつうしん)は、江戸時代中期から明治期にかけての日本で、米相場など[† 1]の情報を伝えるために活用されていた、旗などを用いた通信システム(大型手旗信号の一種)である。「気色見」(けしきみ)、「米相場早移」(こめそうばはやうつし)、「遠見」(とおみ)ともいう[1]。
注釈
- ^ 米のほか油・株式・金銀の相場情報の伝達に用いられた(柴田2006、19頁。)。
- ^ 当初は電話の接続に時間を要した(大阪和歌山間で1時間以上)ことから旗振り通信が用いられたが、大阪市内に高層建築物が増えたことや1914年(大正3年)12月以降市外電話の予約ができるようになったことから旗振り通信は廃れていった(柴田2006、6-7頁。)。
- ^ 柴田昭彦は、現代では都市部で1里(4km)以下、郊外で2里(8km)ないし3里(12km)が限界だと述べている(柴田2006、8頁。)。
- ^ 柴田昭彦は、1時間40分前後は飛脚を走らせるのに要した時間を除外した時間であろうと述べている(柴田2006、9頁。)。
出典
- ^ 柴田2006、25頁。
- ^ 柴田2006、2・7頁。
- ^ 柴田2006、2頁。
- ^ 柴田2006、4頁。
- ^ a b 柴田2006、5頁。
- ^ 柴田2006、5-6頁。
- ^ 柴田2006、20-22頁。
- ^ 柴田2006、6-7頁。
- ^ 柴田2006、9-10頁。
- ^ a b c d 柴田2006、14頁。
- ^ 柴田2006、10頁。
- ^ 柴田2006、14-15頁。
- ^ a b c 柴田2006、15頁。
- ^ 柴田2006、7-8頁。
- ^ a b 柴田2006、8頁。
- ^ 柴田2006、24-25頁。
- ^ a b 柴田2006、9頁。
- ^ 柴田2006、15-17頁。
- ^ a b 柴田2006、18頁。
- ^ 柴田2006、20頁。
- ^ 柴田2006、26-33頁。
- ^ 柴田2006、29頁。
- ^ 柴田2006、33-34頁。
- 1 旗振り通信とは
- 2 旗振り通信の概要
- 3 通信方法
- 4 参考文献
- 5 関連項目
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