据え切り
停車状態でステアリングホイールを大きく転舵すること。駐車や車庫入れで使われることの多い操作で、走行中の操舵力に比べて10倍以上の力が必要とされる。とくにパワーステアリングの場合は操舵系に負担が多い。わずかでもクルマが動いていれば3分の1から4分の1程度、普通走行では10分の1以下の力で操舵できる。重くてハンドルが切れない場合は、少しでもクルマを動かしながら切ると軽い力ですむのはこのためである。
据え切り
クルマの停止時にハンドルを操舵することをいう。車庫入れや狭い場所での方向転換時に行うハンドル操作である。通常の運転条件では、据切り時にステアリング系の負荷が最大となる。そのため以前は避けるべき操舵行為とされていたが、パワーステアリングの普及とともに日常的な操作となり、それに応じたステアリング系の強度が保証されている。
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