幕末の通貨問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/13 13:45 UTC 版)
幕末の通貨問題(ばくまつのつうかもんだい)とは、日米和親条約締結後に決められた日本貨幣と海外貨幣の交換比率に関する問題。日本と諸外国の金銀交換比率が異なったため、日本から大量の金が流出した。
- ^ 純銀10匁は銀座において、保字銀26匁で買い取られた。純銀量で換算すれば保字銀38.5匁であるが、この差が幕府および銀座の鋳造手数料に相当する。『近世銀座の研究』『日本の貨幣』
- ^ a b c 三上隆三 『江戸の貨幣物語』 東洋経済新報社、1996年
- ^ a b 田谷博吉 『近世銀座の研究』 吉川弘文館、1963年
- ^ 石井孝 『日本開国史』 吉川弘文館、2010年(原著1972年)、p280-282
- ^ a b 佐藤雅美 『大君の通貨 幕末「円ドル」戦争』 文藝春秋、2000年
- ^ Rutherford Alcock, The capital of the Tycoon. オールコック 『大君の都』
- ^ a b 滝沢武雄 『日本の貨幣の歴史』 吉川弘文館、1996年
- ^ a b 小葉田淳 『日本の貨幣』 至文堂、1958年
- ^ 『図録 日本の貨幣・第4巻』 東洋経済新報社、1973年
- ^ a b 武田晴人「「両」制度の崩壊――幕末の金流出」『にちぎん』、日本銀行、24-27頁、2009年 。
- ^ 鎮目雅人『銀貨の歴史〜激動の時代をささえた貨幣〜』J1504、早稲田大学現代政治経済研究所〈WINPEC Working Paper〉、2016年、1-14頁 。
- 1 幕末の通貨問題とは
- 2 幕末の通貨問題の概要
- 3 安政二朱銀の発行
- 4 米国での交渉
- 5 関連項目
固有名詞の分類
- 幕末の通貨問題のページへのリンク