少年老いやすく学なりがたし
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少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)とは、若いうちはまだ先があると思って勉強に必死になれないが、すぐに年月が過ぎて年をとり、何も学べないで終わってしまう、だから若いうちから勉学に励まなければならない、という意味のことわざである。同じ出典による「一寸の光陰軽んずべからず」もことわざとして用いられる。
- ^ 和漢名詩鈔 P.187 結城蓄堂 1909年
- ^ この詩と「登池上楼」との関係や、五山文学研究の立場からの解釈については、岩山泰三「五山の中の『少年易老』詩」(「文学」 11-1、岩波書店、2010年1月。再録『一休詩の周辺』勉誠出版、2015年)を参照。
- ^ a b 柳瀬喜代志「いわゆる朱子の『少年老い易く学成り難し』(『偶成』詩)考」(「文学」57-2、1989・2。岩波書店)。なお、柳瀬はのちに、その後の研究成果も取り入れてこれを改稿した「教材・朱子の『少年老い易く学成り難し』詩の誕生」 (大平浩哉編著『国語教育史に学ぶ』、1997・5。学文社)を発表している。
- ^ 岩山泰三「『少年老い易く学成り難し…』とその作者について」 (「月刊しにか」Vol.8・No.5、1997・5。大修館書店)
- ^ 花城可裕「朱熹の『偶成』詩と蔡温」(「南島史学」54号、1999・11。南島史学会)
- ^ 朝倉和「『少年老い易く学成り難し』詩の作者は観中中諦か」(「国文学攷」185、2005・3。広島大学国語国文学会)。『絶海中津研究 人と作品とその周辺』に再録。同書には「『少年老い易く学成り難し』詩の作者と解釈について」という論考も収録されている。
- ^ 堀川貴司「『覆簣集』解題と翻刻」(「花園大学国際禅学研究所論叢」6、2011・3。花園大学)。『五山文学研究 資料と論考』(2011・6,間書院)に再録。
- ^ 堀川貴司「「『覆簣集』について」(「文学 」12-5、2011・9。岩波書店)。『五山文学研究 続 資料と論考』(2015・5,間書院)に再録。
- 1 少年老いやすく学なりがたしとは
- 2 少年老いやすく学なりがたしの概要
- 3 関連項目
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