太田源五郎とは? わかりやすく解説

太田源五郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/10 01:46 UTC 版)

太田 源五郎(おおた げんごろう)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将北条氏の家臣。武蔵国岩付城城主。実名は不詳。幼名は国増丸。北条氏政の子。同母兄に北条氏直、同母弟に北条直定。異母弟に太田氏房。氏房と同一人物と考えられてきたが実際には別人で、現在は氏房の兄にあたる人物と考えられている。弟の氏房よりも先に太田家の家督を継いだとされている。なお、「源五郎」は歴代の岩付太田家当主の名乗り(仮名)であるが、本項ではこの人物の呼称として用いるものとする。


注釈

  1. ^ 黒田基樹は近世成立の系図史料などでは氏房の妻で「小少将」と称した人物のことを伝えているが、正しくは源五郎の妻で、氏房妻とは別人と考えるのが妥当としている。一方で小少将という名は氏房の妻と考えるのが妥当としている[2]
  2. ^ 当時、氏政は同じ息子である国王丸を今川氏真の養子にしているが、こちらは国増丸の兄と考えられ、当時健在であった唯一の兄である北条氏直の幼名に比定される[4]
  3. ^ 上杉景虎、名は氏秀とも

出典

  1. ^ a b c 黒田 2018, pp. 10.
  2. ^ 黒田 2017, pp. 109.
  3. ^ 浅倉直美「北条氏政正室黄梅院殿と北条氏直」『武田氏研究』第59号(武田史研究会、2019年1月)P1-13.
  4. ^ 黒田基樹「総論 北条氏直の研究」『シリーズ・中世関東武士の研究 第二九巻 北条氏直』(戒光祥出版、2020年)ISBN 978-4-86403-349-7 P10-11.
  5. ^ 北条氏康・同氏政父子連署状(上杉博物館蔵)新潟県立歴史博物館 2001, p. 35(写真掲載)


「太田源五郎」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「太田源五郎」の関連用語

太田源五郎のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



太田源五郎のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの太田源五郎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS