大宝地震
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大宝地震(たいほうじしん)は飛鳥時代終盤に近畿地方北部で発生した大地震である。『続日本紀』に記述されている地震としては最古のもので、古記録の解釈にも諸説ある歴史地震である。震源は判明していないが、現在の京都府を中心とした日本海側の地域に津波の伝承が残っている。
- ^ 今村明恒 (1946) 「大寳元年及び慶長元年の陷沒性本邦大地震に就て (昭和二十一年五月十三日報告)」 帝國學士院紀事 1946年 4巻 3号 p.369-384, doi:10.2183/tja1942.4.369
- ^ 文部省震災予防評議会 『大日本地震史料 増訂』 1940年
- ^ 萩原尊礼, 藤田和夫 『古地震 -歴史資料と活断層からさぐる』 東京大学出版会、1982年 ISBN 978-4130610568
- ^ 舞鶴市史編さん委員会 『舞鶴市史・通史編(上)』 舞鶴市役所、1993年
- ^ 羽鳥徳太郎(2010) (PDF) 羽鳥徳太郎(2010): 歴史津波からみた若狭湾岸の津波の挙動,歴史地震, No.25, pp75-80, NAID 40017237174
- ^ 河角廣(1951) 「有史以來の地震活動より見たる我國各地の地震危險度及び最高震度の期待値」 東京大學地震研究所彙報 第29冊 第3号, 1951.10.5, pp.469-482, hdl:2261/11692
- ^ 宇津徳治、嶋悦三、吉井敏尅、山科健一郎 『地震の事典』 朝倉書店、2001年
- ^ 宇佐美龍夫 『最新版 日本被害地震総覧』 東京大学出版会、2003年
- ^ 続日本紀 大宝元年3月26日条
- ^ 丹後風土記 加佐郡凡海郷
- ^ 上山寺 永代記録
- ^ 橋木縁城寺年代記
- ^ 大宮町文化財保護審議会監修『おおみやの民話』大宮町教育委員会 1991年
- ^ 干塩稲荷神社境内の案内板
- ^ 京丹後市地域防災計画 震災対策計画編 第1編 総則 第4章 第2節 平成18年2月27日制定
- ^ 寒川旭 『地震の日本史』増補版 中公新書、2011年 ISBN 978-4121919229
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