夏井睦
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夏井 睦(なつい まこと、1957年5月4日[1] - )は、日本の医師である。専門は形成外科。「創傷・熱傷の湿潤療法」を提唱しており、2001年より開設したホームページや、著作、講演会などで普及に努めている[2]。東京、なついキズとやけどのクリニック院長。白色ワセリンを塗って覆うことで、痛みも少なく、早く治るという方法である。外科での手術の研修を経て形成外科医となり湿潤療法に出会った。子供の頃より、なおピアノを嗜んでおり、音楽家のホロヴィッツを神としている。またコンピュータと情報共有の思想との相乗作用を起こし、湿潤療法や貴重な楽譜の普及につながった。
- ^ 『読売年鑑 2016年版』読売新聞社、2016年、378頁。
- ^ a b c d e f “ねりま人#110 夏井睦さん”. “ねりま大好き!”練馬観光協会 (2015年12月1日). 2016年3月17日閲覧。
- ^ a b 桑原恵美子 (2009年9月10日). “書籍「傷はぜったい消毒するな」が売れる理由”. 日経トレンディネット. 2018年6月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “夏井 睦院長の独自取材記事(なつい キズとやけどのクリニック)”. ドクターズ・ファイル (2017年10月16日). 2018年6月10日閲覧。
- ^ a b c d e “思想は言葉のみで表現される 夏井睦”. BOOKSCAN. 2018年6月10日閲覧。
- ^ a b c 夏井睦「「星条旗よ永遠なれ」 ピアノの神・ホロヴィッツとの出会い 生涯挑み続けたい「アイガー北壁」」『日本医事新報』第4631号、2013年1月26日、 98頁。
- ^ a b c d e f 『傷はぜったいに消毒するな』
- ^ 初版1995年、ISBN 4-89269-222-0。穴沢貞夫、倉本秋『ドレッシング―新しい創傷管理』へるす出版、2005年、改訂版。ISBN 4-89269-499-1。
- ^ a b 『医療の巨大転換を加速する』
- ^ a b 『さらば消毒とガーゼ』
- ^ はじめに WrapTherapy for pressure ulcers、2010年1月1日
- ^ a b c 夏井睦 (2004年1月12日). “『これから』のそれから”. 週刊医学界新聞 2567号 2018年6月10日閲覧。
- ^ 松村由利子 (2003年6月16日). “傷の手当、常識が変わる治療法 医療用の被覆材使う―早く傷も目立たず治癒”. 毎日新聞: p. 12面
- ^ Field FK, Kerstein MD (January 1994). “Overview of wound healing in a moist environment”. Am. J. Surg. 167 (1A): 2S–6S. PMID 8109679.
- ^ 「湿潤療法のためのゲリラ戦」『環』第56号、2014年、 200-204頁。
- ^ a b 夏井睦、堀口三恵子「巻頭インタビュー 簡単!痛くない!早くキレイに治る! 患者と一緒に進化させた「湿潤治療」」『医道の日本』第68巻第10号、2009年10月、 11-21頁、 NAID 40016845143。
- ^ “13日トーハン調べ 新書・ノンフィクション”. 東京新聞: p. 18面. (2014年5月17日)
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