変形体の型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/05 16:29 UTC 版)
変形体にも種によって様々なものがある。大きく発達する種もあれば、ごく小さいものにしかならない種もある。おおよそ以下のような三つの型を認める。 原変形体 protoplasmodium 微小な変形体。脈の構造は作らず、原形質流動の往復運動は見られない。二分裂で増える。ハリホコリ目やコホコリ目に見られ、普通は一つの変形体から子実体が一つだけ生じる。 透明変形体 aphanoplasmodium 初期には原変形体の型に近いが、次第に成長して網状になる。透明で薄く、粘液の鞘を持たない。ムラサキホコリ目のものに見られる。 可視変形体 phaenoplasmodium 先に述べたような典型的な変形体。多くは色素を含むので、見つけやすい。モジホコリ目に見られる。
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