堀之内長一とは? わかりやすく解説

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堀之内長一

堀之内長一の俳句

くちびるに微量の出血麦蒔けば
すべりひゆこの野ざらしの土の思い
ゆりかもめ透明な壁あのあたり
アキアカネ親近感とも違う距離
ゴッホ眠りゴーギャン揺するハンモック
五月来る大粒の雨牛飼いに
体内被曝牛太らせていただけで
八月逝く象の大群行くごとし
冬ぼたんアウシュビッツの冬ぼたん
冬椿葬りのあとの白いおにぎり
原形は春蚕のような島でした
四方に水勢高千穂人に夏来たり
土に還る土偶を照らす青葉かな
夏木どれも円空仏の影を負う
夜の蟬徐々にざわざわ飛蚊症
嫁が君家中を緑が走る
小鳥来る草をくわえている老人
巨石囲みてコスモスと女人つどえり
幸魂の集まる広場秋の田は
放浪の果て蜂飼いの手を握る
木下闇そして始祖鳥の走り
東京タワー草の実つけてのぼろうか
東国の男ばかりがいて啓蟄
枯れすすむ縄すでになく朽縄も
水仙を明晰という夜明けかな
水鳥はすぐ語部のかたわらへ
波郷に焦土われらに青き荒野かな
玫瑰や火より水より海恋し
白木蓮顔撫でてゆく大きな手
白鳥がわが胸を蹴るあさぼらけ
白鳥来私情のつばさ押し広げ
種蒔いて素手の感情よみがえる
突然に砂丘が見える花の昼
繍線菊や家を出るとき家は渚
老練なふらここ乗りのいる山国
色鳥よ木々と話すも酔余のこと
芽柳は漂流民のあおさかな
茱萸胡桃柘榴炉心に悲はありや
葉月の鳥きみらの舌は粉っぽい
薬指ふふっと寒鯉過ぎ行けり
蚊帳を出て東京までの草いきれ
雪の夜汽車に日本人がぱらぱらと
零余子飯母にある日のデカダンス
青ぎんなん空気の層のひとつに母
頬杖の蜜寒林にゆきわたる
額には直射日光ひきがえる
馬覚めて闇から闇へかかる橋
髭三日剃らず漂う初霞
鮎は流れ霧は結晶することなく
鶴帰るプルトニウムの火のかなた
 




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