地雷火組(1960)
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1960 |
配給: | 第二東映 |
スタッフ | |
監督: | 井沢雅彦 イザワマサヒコ |
原作: | 大佛次郎 オサラギジロウ |
脚色: | 結束信二 ケッソクシンジ |
企画: | 坂巻辰男 サカマキタツオ |
吉辺恒生 | |
撮影: | 杉田正二 スギタショウジ |
音楽: | 阿部皓哉 アベヒロヤ |
美術: | 前田清 マエダキヨシ |
編集: | 堀池幸三 |
録音: | 藤本尚武 |
照明: | 徳永進 |
キャスト(役名) |
里見浩太朗 サトミコウタロウ (桂小五郎) |
伏見扇太郎 フシミセンタロウ (氷川新三郎) |
品川隆二 シナガワリュウジ (白河の仙太) |
花園ひろみ ハナゾノヒロミ (夏絵) |
藤田佳子 フジタヨシコ (天人お玉) |
原健策 ハラケンサク原健作 (城戸重蔵) |
黒川弥太郎 クロカワヤタロウ (森下大蔵) |
久我恵子 クガケイコ (お君) |
里井茂 サトイシゲル (瀬戸内四郎) |
那須伸太朗 ナスシンタロウ (西郷吉之助) |
加藤浩 カトウヒロシ (加藤孫兵衛) |
藤川弘 フジカワヒロシ (柴田主馬) |
原京市 ハラキョウイチ (園村大之進) |
坂東京三郎 (金井半助) |
和崎隆太郎 (島根藤三郎) |
唐沢民賢 カラサワミンケン (池月四郎) |
末広恵二郎 (佐野伴作) |
吉田義夫 ヨシダヨシオ (法界の五郎八) |
渡辺篤 ワタナベアツシ (ばったの頓兵衛) |
堺駿二 サカイシュンジ (けんつくの銀兵衛) |
永井三津子 ナガイミツコ (泥人形のお綱) |
上津原鮎子 (やらずのお竜) |
富士薫 (とんびのお高) |
汐路章 シオジアキラ (烏の黒兵衛) |
伊吹幾太郎 イブキイクタロウ (ピン六の半吉) |
香川良介 カガワリョウスケ (板倉内膳正) |
小柴幹治 コシバカンジ (井上勘左衛門) |
河村満和 カワムラミツカズ (関口重兵衛) |
阿部九洲男 アベクスオ (近藤勇) |
楠本健二 クスモトケンジ (土方歳三) |
国一太郎 クニイチタロウ (沖田総司) |
天草四郎 アマクサシロウ (隼の金助) |
富永佳代子 トミナガカヨコ (千花の仲居) |
木南兵介 (長州屋敷番士) |
近江雄二郎 オウミユウジロウ (宮崎源之助) |
遠山恭二 トオヤマキョウジ (相川文左衛門) |
若井緑郎 (駕籠警備役人) |
西家正晃 (所司代別邸の役人) |
香月涼二 カヅキリョウジ (新撰組隊士) |
大邦一公 オオクニイッコウ (綾小路卿) |
波多野博 ハタノヒロシ (西大路卿) |
大城泰 (権太) |
都賀静子 ツガシズコ (老婆) |
近衛十四郎 コノエジュウシロウ (佐橋与四郎) |
解説 |
大佛次郎の原作を、「黒部谷の大剣客」の結束信二が脚色し、「遊侠の剣客 片手無念流」の井沢雅彦が監督した娯楽時代劇。撮影は「獄門坂の決斗」の杉田正二。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
◇前篇 物情騒然の幕末の京、一夜西山あたりで轟音が起り人々を驚かせた。これを勤皇薩長派の新式火薬とにらんだ京都所司代は新撰組に事件の探索にあたらせた。事件の渦中にあって京に入った佐橋与四郎は勤皇浪人城戸重蔵宅に姿をかくし、乞食姿に身を変えた桂小五郎と共に勤皇運動を続けるが、これにはスリ白河の仙太、天人お玉も協力していた。城戸の一人娘夏絵は桂を密かに愛しているが、城戸は新撰組の脅迫にあって勤皇派を裏切った。その手はじめとして清雲寺に結集する勤皇派の情報を所司代に売った。その夜、桂、佐橋ら二十余名は同志数名を失い始めて城戸の裏切りを知った。城戸は夏絵とともに所司代別邸にかくまわれたが、夏絵の驚きは大きかった。西山では、火薬研究家森下大蔵と助手の氷川新三郎が強力火薬の研究に没頭していた。年若い氷川は火薬を倒幕に用いようとするが研究一途の森下はこれを許さなかった。しびれを切らした氷川は研究室を抜け出し桂を尋ねて市中に入った。天人お玉から城戸の在り家を知らされた桂は、単身所司代別邸に忍び込み、彼を斬ろうとするが、父親の身をかばう夏絵の短銃に心を打たれ再会を約して外へ逃れた。一方、氷川は新撰組の網にかかり死地に立たされた。 ◇完結篇 しかしおりよく通り合わせた佐橋の剣に救われた。その後城戸は与力格に出世したが佐橋に斬られてしまう。夏絵は沖田総司から仇が桂だと聞かされ呆然となるが、たまたまお玉の口から父を斬ったのが佐橋と聞かされほっとする。その頃、桂は倒幕のため新火薬をゆずり受けようと西山に向かった。そして氷川と共に森下と対面するが、力をもって幕府を倒すことをいましめられ新生日本の暁に森下を迎えることを約束した。その時、桂を追った新選組が飛び込んで来た。森下をかばい、近藤勇と対峙する桂小五郎と氷川新三郎。そこへ佐橋と、仙太、お玉、更に勤皇に目ざめたスリ仲間十数人もかけつけて来た。だが森下は、研究室の新火薬が新撰組に奪われることを恐れて、導火線に火をつけた。轟然たる爆音と閃光、その光で桂を追ってふもとまでかけつけた夏絵の姿が浮かび出る。新しい日本は地雷火の黒煙が去るとともに誕生することだろう。西山から逃れ出た桂たち一同の顔は明るかった。 |
- 地雷火組(1960)のページへのリンク