十の災い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 10:09 UTC 版)
十の災い(とおのわざわい)とは、古代エジプトで奴隷状態にあったイスラエル人を救出するため、エジプトに対して神がもたらしたとされる十種類の災害のことである。
注釈
- ^ これ以外にヨセフスは「家畜の疫病」、偽フィロンは「腫物」の話を乗せておらず、偽フィロンの場合は順番が出エジプト記の1・2・4・7・5・8・3・9・10の順番で乗っている[2]。
- ^ a b この「ぶよ」と次の「虻」という訳は便宜上のもので、本来何の虫を指すのかよくわかっていない(「虻」は群れをなす害虫の一般名詞だったらしい)、なお、この2つの災いは内容が酷似しているので元々同じ話だったものを編集者が別々に記載した可能性がある[3]。ちなみに「ぶよ」の原文は「スクニフェス」といい複数形主格の「スクニペス」が『詩篇』(104:31)にもみられる、他の訳では七十人訳聖書ではこれが「毛虱」、次の災いが「犬蠅(犬にたかる蝿)」と訳されている[4]
出典
- ^ 出エジプト記(口語訳) 第7章
- ^ 秦(2017) p.890注釈6
- ^ 関根(2007) p.136註釈
- ^ 秦(2017) p.247-248・891注釈24
- ^ (英語) The_Holy_Qur%27an_(Maulana_Muhammad_Ali)/7._The_Elevated_Places, ウィキソースより閲覧。
- ^ 「十の災い」の真実(ナショナルジオグラフィック、原題:Secrets of the 10 Plagues)
- ^ “20210914_出エジプト記_十の災いを科学的に解明してみる.pdf”. Google Docs. 2024年7月15日閲覧。
[続きの解説]
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