創作第二期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 14:40 UTC 版)
「カロル・シマノフスキ」の記事における「創作第二期」の解説
1914年、シマノフスキはローマ、シチリア、アルジェ、チュニスあるいはパリやロンドンを旅した。またその途中ロンドンでストラヴィンスキーと会っている。第一次世界大戦の勃発によりティモシュフカに帰ったが、そこでも古代ギリシアや初期のキリスト教、イスラムやオリエントの勉強に没頭した。その成果が1916年に完成した交響曲第3番「夜の歌」である。この作品にはドビュッシーを初めとする印象主義音楽と13世紀のペルシア人神秘主義詩人ジャラール・ウッディーン・ルーミーのテキストが見事にブレンドされている。こうした作風がシマノフスキの創作第二期の特徴であり、この交響曲は第二期の代表作である。
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