伏屋氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/23 07:30 UTC 版)
伏屋氏（ふせやし）は、戦国時代から江戸時代にかけての武家。『寛政重修諸家譜』編纂時点では江戸幕府の旗本として2家が存在しており、伏屋家から提出された系譜（呈譜）では本姓が豊臣氏であると主張されている[1]。ただし、『寛政重修諸家譜』では『寛永諸家系図伝』を踏襲して清和源氏支流の家として掲載している[1][2]。
注釈
- ^ ほかに佐久間正実（甚四郎。佐久間政実?）、山城一久（少兵衛）、石尾治一（与兵衛）。
- ^ 為長が家康に仕えた時期を『寛政譜』は単に「其後」とするが、『寛永系図』は「関原御陣後」とする[4]。『寛永系図』も慶長9年没とあるが、享年の記載がない[4]。
- ^ 『寛政譜』には「松平相模守」とある。松平姓を与えられ相模守に叙任した池田光仲。
- ^ 伏屋新田は明治22年に北池田村の大字となり[18]、明治43年に伏屋に改称[19]。昭和31年に和泉市伏屋町となった[20][21]。
- ^ ただし伏屋美濃を顕彰する趣旨で昭和戦前期に編纂された『伏屋美濃刀自小伝』には、伏屋家は織田信長の頃に3万石の領主であり、徳川時代には勤王の志から徳川家に臣従せず、客分として1万石を安堵されたとするなど、疑わしい記載もある[26]。
- ^ 豊臣家に仕えた藤懸土佐守（藤懸永元）は大坂の陣で討死している。
- ^ 伏屋左膳家の伏屋真俊（新右衛門）の娘。
出典
- ^ a b c d e f g 『寛政重修諸家譜』巻第三百七十九「伏屋」、国民図書版『寛政重修諸家譜 第二輯』p.1150、『新訂寛政重修諸家譜 第六』p.362。
- ^ a b 『寛永諸家系図伝』清和源氏 癸４、35/73コマ
- ^ “秀吉政権下の真田氏＞伏見城普請”. NPO長野県図書館等協働機構／信州地域史料アーカイブ（ADEAC所収）. 秀吉と真田. 2024年3月17日閲覧。
- ^ a b 『寛永諸家系図伝』清和源氏 癸４、36/73コマ
- ^ 『寛政重修諸家譜』巻第三百七十九「伏屋」、国民図書版『寛政重修諸家譜 第二輯』pp.1150-1151、『新訂寛政重修諸家譜 第六』pp.362-363。
- ^ a b c d e 『寛政重修諸家譜』巻第三百七十九「伏屋」、国民図書版『寛政重修諸家譜 第二輯』p.1151、『新訂寛政重修諸家譜 第六』p.363。
- ^ a b c 『寛政重修諸家譜』巻第三百七十九「伏屋」、国民図書版『寛政重修諸家譜 第二輯』p.1152、『新訂寛政重修諸家譜 第六』p.364。
- ^ a b 白峰旬 2017, p. 151.
- ^ a b c 白峰旬 2017, p. 142.
- ^ a b 白峰旬 2017, pp. 142–143.
- ^ a b 白峰旬 2017, p. 138.
- ^ 東京大学史料編纂所蔵『森可政系図伝』49丁表
- ^ a b c d e f g 永野仁 1968, p. 10.
- ^ a b c “万町村(近世)”. 角川日本地名大辞典. 2024年3月17日閲覧。
- ^ 永野仁 1968, pp. 8–9.
- ^ a b c 永野仁 1968, p. 9.
- ^ 永野仁 1968, pp. 9–10.
- ^ a b “伏屋新田(近世)”. 角川日本地名大辞典. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “伏屋新田(近代)”. 角川日本地名大辞典. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “伏屋(近代)”. 角川日本地名大辞典. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “伏屋町(近代)”. 角川日本地名大辞典. 2024年3月17日閲覧。
- ^ a b c d “伏屋郷(中世)”. 角川日本地名大辞典. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “伏屋村(近世)”. 角川日本地名大辞典. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “伏屋美濃”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus. 2024年3月19日閲覧。
- ^ a b c 伏屋美濃刀自顕彰会 1938, p. 2.
- ^ 伏屋美濃刀自顕彰会 1938, pp. 2–3.
- ^ a b c 四国大学附属図書館凌霄文庫蔵『阿州伏屋源兵衛家系図』、3/16コマ
- ^ a b c d e 四国大学附属図書館凌霄文庫蔵『阿州伏屋源兵衛家系図』、4/16コマ
- ^ a b c d e f 四国大学附属図書館凌霄文庫蔵『阿州伏屋源兵衛家系図』、5/16コマ
- ^ a b c d e f g 四国大学附属図書館凌霄文庫蔵『阿州伏屋源兵衛家系図』、6/16コマ
- ^ a b c 四国大学附属図書館凌霄文庫蔵『阿州伏屋源兵衛家系図』、7/16コマ
- ^ 種村威史. “【研究ノート】豊臣家と大名の交流～蜂須賀家の場合～”. 歴史と古文書とともに. 2024年3月26日閲覧。[信頼性要検証]
- ^ 「岩屋城」『ポケットあわじ』第248号、2023年3月、2024年3月26日閲覧。[信頼性要検証]
- ^ a b 四国大学附属図書館凌霄文庫蔵『阿州伏屋源兵衛家系図』、8/16コマ
- ^ 四国大学附属図書館凌霄文庫蔵『阿州伏屋源兵衛家系図』、10/16コマ
- ^ 四国大学附属図書館凌霄文庫蔵『阿州伏屋源兵衛家系図』、11/16コマ
- ^ 『寛永諸家系図伝』清和源氏 癸４、37/73コマ
- ^ 『寛政重修諸家譜』巻第三百七十九「伏屋」、国民図書版『寛政重修諸家譜 第二輯』pp.1152-1153、『新訂寛政重修諸家譜 第六』pp.364-365。
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