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井上昌次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/28 00:55 UTC 版)

井上 昌次郎(いのうえ しょうじろう、1935年7月19日[1] - 2018年4月4日)は、日本の脳科学者、東京医科歯科大学名誉教授。

脳科学の立場から睡眠の仕組みを研究。

略歴

朝鮮・京城府(現・ソウル特別市)生まれ。1965年東京大学大学院生物系研究科博士課程修了、理学博士。論文の題は 「並体結合ネズミにおける脳下垂体-生殖腺系の調節機構についての研究 : 脳下垂体除去個体の卵巣・移植卵巣の分泌する発情ホルモンが生殖腺除去個体の視床下部-脳下垂体系におよぼすフイードバック作用」[2]

東京医科歯科大学助教授、1972年教授。退官、名誉教授。

世界睡眠学会連合理事、アジア睡眠学会会長、日本睡眠学会理事。2014年、瑞宝中綬章受章[3]

著書

  • 『眠りの精をもとめて 今日の睡眠研究』どうぶつ社 1986 自然誌選書
  • 『睡眠』化学同人 1988 Bioscience series 生命現象への化学的アプローチ
  • 『睡眠の不思議』1988 講談社現代新書
  • 『脳と睡眠 人はなぜ眠るか』共立出版 1989 ブレインサイエンス・シリーズ
  • 『快眠術 ビジネスマンのための眠りの科学』PHP研究所 1990
  • 『熟睡できる本 脳科学が解明した睡眠のメカニズム』光文社1993カッパ・ブックス
  • 『脳を休める驚くべき健康法 "疲れをためない"秘密 慢性疲労・急にフケる原因はここにあった』青春出版社プレイブックス 1994
  • 『ヒトはなぜ眠るのか』1994 ちくまプリマーブックス のち講談社学術文庫
  • 『動物たちはなぜ眠るのか』1996 丸善ブックス
  • 『睡眠の技術 今日からぐっすり眠れる本』ベストセラーズ 1998 ワニのnew新書
  • 『子どもの睡眠早寝早起きホントに必要?』草土文化 1999
  • 『睡眠障害』2000 講談社現代新書
  • 『「快眠」最強の知恵 ぐっすり眠ってスッキリ起きる』すばる舎 2005
  • 『眠りを科学する』朝倉書店 2006
  • 『眠る秘訣』2009 朝日新書

共編著

  • 『ホルモンとかたち』編 学会出版センター 1981
  • 『睡眠のメカニズム』山本郁男共編 朝倉書店 1997
  • 『快眠の医学 「眠れない」の謎を解く』早石修共編 日本経済新聞社 2000
  • 『あなたはなぜ眠れないのか』高橋康郎共著 東京書籍 2001
  • 『快眠の科学』早石修監修 編著 朝倉書店 2002

翻訳

  • カイデル編『生理学教程』市岡正道共訳 朝倉書店 1971
  • レイ・メディス『睡眠革命 われわれは眠りすぎていないか』どうぶつ社 1984 自然誌選書
  • アレクサンダー・A.ボルベイ『眠りの謎 睡眠研究の新しい方法と成果から』どうぶつ社 1985 自然誌選書
  • マリアン・クリーヴス・ダイアモンド『環境が脳を変える』河野栄子共訳 どうぶつ社 1990 自然誌選書
  • J.アラン・ホブソン『眠りと夢』河野栄子共訳 東京化学同人 1991 SAライブラリー
  • J.アラン・ホブソン『夢見る脳』どうぶつ社 1992
  • ジェームズ・B.マース『快眠力 パワー・スリープ』監訳 箕田和子訳 三笠書房 1999
  • クリストフ・ヴィルヘルム・フーフェラント『長寿学 長生きするための技術』どうぶつ社 2005

参考

脚注

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.358
  2. ^ 博士論文書誌データベース
  3. ^ 平成26年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者”. 内閣府. p. 3 (2014年11月). 2017年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。



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