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二人だけの朝

原題:
製作国:日本
製作年:1971
配給:東宝
スタッフ
監督:松森健 マツモリタケシ
製作:三船敏郎 ミフネトシロウ

田中壽一 

山田順彦 
脚本:長野洋 
撮影:斎藤孝雄 サイトウタカオ
音楽:佐藤允彦 サトウマサヒコ
編集:阿良木佳弘 アラキヨシヒロ
録音:田中信行 タナカノブユキ
スクリプター:橋山直己 ハシヤマナオミ
助監督:安井治 ヤスイオサム
照明:佐藤幸郎 
キャスト(役名
岡田裕介 オカダユウスケ (矢島啓介)
三船史郎 ミフネシロウ (矢島二郎
津島恵子 ツシマケイコ (矢島里子
中野良子 ナカノリョウコ (中沢三千子)
河野秋武 コウノアキタケ (中沢修平)
江波杏子 エナミキョウコ (森村亜紀
加東大介 カトウダイスケ (高野正三)
寺田農 テラダミノリ (小坂
解説
赤頭巾ちゃん気をつけて」でデビューした岡田裕介と「その人は女教師」の三船史郎三船プロ専属新人中野良子トリオ加えて他社初出演の江波杏子共演する。脚本は「バツグン女子高校生 そっとしといて16才」の長野洋監督同作松森健撮影は「どですかでん」の斎藤孝雄それぞれ担当
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
啓介と二郎兄弟ありながら二人性格正反対だった。兄の啓介は大学二年生で、誠実温厚な模範青年だったが、弟の二郎大学受験失敗した浪人一年生で、遊んでばかりいた。そんな二人には夢があった。啓介は、自分の造ったトレーラー・ハウスで放浪の旅をし、二郎レーサーになって、世界駈けめぐる夢を持っていた。ある日、啓介は大学へ行く途中女子学生からカンパ求められた。これが三千子との最初出合いだった。一方次郎サーキットで知り合った女流プロレーサー森村亜紀没入したが、しょせん行きずり愛でしかなかった。三千子は、二人実家牧場招待した。三千子の故郷を目指し三人の楽しい旅が始まった。資金の底がついて、一本牛乳廻し飲みしたり、エンコしたトレーラー汗だくになって押したりしてやっと目的地にたどりついた。二人は、三千子の家族から暖か迎えられた。そして旅の途中エンコしたトレーラー直るまで居候することになった。昼間牧場で汗と埃にまみれて働き、夜は三千子と三人で楽しい時を過ごした。トレーラーが直って来た夜、三千子は始めて自分部屋二人を招いた。部屋の壁には大きなミナレット”の写真が貼ってあった。イランイスファハーンにある不思議ミナレットの塔について、三千子は「あたし、信じているの。いつかきっとあたしをミナレットに連れていってくれる人が現われるって」と語り三千子のあどけない夢に三人だけのユートピアがふくれあがった。しかし、計画没頭している時、次郎は座をはずした。納屋で独りギターを弾いている次郎を探しにきた三千子が、急に苦しそうに口許押えてうずくまった。二郎は、意外にも、三千子が兄の子を宿したのではなく学生運動リーダー小坂の子だと知ると野獣のように三千子に襲いかかった。すべてが終った時、姿を見せた啓介は二人見てガク然とするのだった東京へ戻ってからも、啓介と次郎は口を聞かなかった。だが、二人は姿を消し三千子を探し続けていた。ある日、洋服店で働く三千子を探した二郎計らいで、二人再会した。三千子は涙をこらえて「不思議ミナレット」の写真を啓介に渡した。その夜、啓介は、二郎殴りつけた。小雨の降る日、二郎三千子を産婦人科につれていった。その帰り二郎のすすめで、いつの日か啓介と二人ミナレットを見に行くことを決心した三千子は、彼に電話しようと電話ボックスに入った。震え指先ダイヤル廻す三千子は、何気なく置き忘れられた紙袋にさわった瞬間、その紙袋轟然爆発した。三千子は、しっかりと受話機を握りしめたまま死んだ。三千子を失った啓介と次郎はくじけなかった。数ヵ月後、船上の啓介と二郎を、母の里子二人新しい父になる高野正三が見送りにきていた。汽笛大きくかぶさった時、啓介と二郎ははっきり見た。空から微笑みながら二人見送っている三千子の美しい顔を。




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