乾セン子とは? わかりやすく解説

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乾セン子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 04:21 UTC 版)

乾𦠆子』(かんせんし/けんせんし)は、晩唐の詩人温庭筠が撰した伝奇集。


  1. ^ 晁公武(ちょうこうぶ)中国語版郡斎読書志』(袁州本)巻3下に載せる乾𦠆子序(今村与志雄訳『酉陽雑俎5』「解説」、平凡社東洋文庫、1981年、に拠る)。
  2. ^ 今村与志雄は前掲解説や『唐宋伝奇集(下)』(岩波文庫、1988年)で「饌」字を使っている。
  3. ^ 黒田真美子『枕中記・李娃伝・鴬鴬伝他』(中国古典小説選5)収載「陳義郎」余説、明治書院、2006年。陳振孫直斎書録解題』巻11や前掲『郡斎読書志』(衢州本)巻13にも3巻と記録されている。
  4. ^ 但し、その中で巻496「雑録四」に収める「厳震」は清代の陳鱣(ちんてん)校本が「乾𦠆子に出づ」とするものの、明代の談刻本は出処を闕き、野竹斎鈔本は出処を趙璘(ちょうりん)中国語版の『因話録(いんわろく)中国語版』としていて一定していない。なお、談刻本、陳氏校本、野竹斎鈔本それぞれに就いては「太平広記#刊本」参照。
  5. ^ 但し、その中の6則は広記と重複している(黒田前掲余説)。
  6. ^ 諸井耕二「温庭筠の「乾𦠆子」について」『中国文学論集』第2巻、九州大学中国文学会、1971年5月、11-22頁、doi:10.15017/9824hdl:2324/9824ISSN 0286-3715 
  7. ^ a b c 黒田前掲余説。
  8. ^ 今村前掲解説、溝部良恵『広異記・玄怪録・宣室志他』(中国古典小説選6)収載「酉陽雑俎(抄)」解説、明治書院、2008年。
  9. ^ a b 諸井前掲論考。
  10. ^ 第10篇。引用は增田渉訳『支那小説史』上、岩波文庫、昭和16年に拠る。
  11. ^ 諸井前掲論考。引用も同じ。
  12. ^ 前掲諸井論考、黒田書「陳義郎」解説。
  13. ^ 黒田前掲書「王諸」余説。


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