ロストワールド (漫画)
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『ロストワールド』は、手塚治虫のSF漫画作品。副題は「前世紀」。
注釈
- ^ 手塚治虫が北野中学に在籍していたのは1941年(昭和16年)4月から1945年(昭和20年)3月までであり、2・3年生だったのは1942・43年度(昭和17・18年度)である。ただし、手塚は生前、実際よりも2年早い1926年生まれだと自称しており、1940・41年度(昭和15・16年度)というつもりであった可能性もある[4]。
- ^ ミイちゃん、敷島博士の部下、秘密結社員が登場せず、敷島は動物の知能向上実験を行っていない。あやめともみじも登場せず、その代わりに邪我汰良介の娘で敷島の恋人であるアイコが登場し、彼女が敷島博士のかつての恋敵であるフラヰ・マンジユーという男に狙われたため、ブタモ・マケル博士が保護を申し出るが、じつはブタモも彼女に横恋慕しており、彼女に言い寄ったあげくに誤って殺害してしまい、植物人間で作った偽物とすり替えてしまう、という筋書きとなっている。
- ^ 「この原稿が書かれてゐる間に、日本とアメリカとの国交は険悪となり」[11]。
- ^ 米澤嘉博は、ヒゲオヤジとアセチレン・ランプの商業デビュー作を関西輿論新聞版『ロストワールド』としている[20][21]。
- ^ 厳密には地球への生還者。
- ^ 単行本発売当時の少年漫画事情ゆえに「義兄妹の誓い」として表現されている。
- ^ 作中で、名前を知ったヒゲオヤジが「タバコ野郎」と呼んでいることからもわかるように、専売局の紙巻きたばこの銘柄「敷島」と「鵬翼」に由来する名前である。
- ^ 2020年現在の価値にしておよそ1億円。
出典
- ^ a b 手塚治虫『手塚治虫漫画全集第130巻 ロストワールド』講談社
- ^ 手塚 1995.
- ^ a b 手塚 1995, p. 204.
- ^ a b 竹内 2008, p. 151.
- ^ 手塚プロダクション 1998, p. 216.
- ^ 手塚 2020, p. 384, 濱田髙志「解題」.
- ^ 手塚プロダクション 1998, p. 22. 同ページに切り抜きが掲載されている。
- ^ a b 『子どもの昭和史 手塚治虫マンガ大全』米沢嘉博構成、平凡社〈別冊太陽〉、1997年11月24日、8頁。ISBN 4-582-94291-1。
- ^ 手塚 2020, p. 139.
- ^ 手塚治虫「ホントのSF、戦後第一号はボクの作」『手塚治虫エッセイ集成 ルーツと音楽』立東舎〈立東舎文庫〉、2017年12月20日、54-56頁。ISBN 978-4-8456-3156-8。初出『SFファンタジア・マンガ編』学習研究社、1979年。
- ^ 手塚 1995, p. 206.
- ^ 竹内 2008, pp. 150–151.
- ^ 手塚 1984, pp. 190–202.
- ^ 竹内 2008, pp. 149–156.
- ^ 森晴路「「ロストワールド私家版」解説」『ロストワールド私家版』講談社・講談社コミッククリエイト〈手塚治虫文庫全集 BT-081〉、2010年8月12日、406-407頁。ISBN 978-4-06-373781-3。
- ^ 池田哲晶『手塚治虫キャラクター図鑑 第2巻』朝日新聞社
- ^ 手塚治虫『ロストワールド(復刻版)』桃源社(1976年)
- ^ 『手塚治虫漫画選集 エンゼルの丘』(鈴木出版)など。
- ^ 手塚プロダクション 1998, p. 22.
- ^ 米沢嘉博 著「解説 名優ヒゲオヤジの軌跡」、米沢嘉博 編『手塚治虫漫画劇場 ヒゲオヤジの冒険』河出書房新社〈河出文庫〉、2002年9月20日、363頁。ISBN 4-309-40663-7。
- ^ 米沢嘉博 著「解説 アセチレン・ランプの死と灯」、米沢嘉博 編『手塚治虫漫画劇場 アセチレン・ランプの夜』河出書房新社〈河出文庫〉、2002年11月20日、366-367頁。ISBN 4-309-40665-3。
- 1 ロストワールド (漫画)とは
- 2 ロストワールド (漫画)の概要
- 3 「私家版」と「不二書房版」
- 4 単行本
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