ラブルスカ種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 00:36 UTC 版)
ラブルスカ種(ラブルスカしゅ、Vitis labrusca)は、ブドウ科ブドウ属のつる性低木植物である。北アメリカ大陸東部からカナダ南東部に自生し、栽培品種としてカトーバ、コンコードがある。また、交雑種としてアガワム 、 アレキサンダー、キャンベル・アーリー、デラウェアなどがある。 ヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)とは違い、果実に圧力を加えると簡単に果皮と果肉が分離(スリップスキン)し、また、樹枝の節ごとに巻きづるが発生する。そして、最もよく知られた特徴として「狐臭」という独特の香りであり、それはコンコードブドウからほとんどの人に知られている[2]。この香りはキツネとは関連はないが、その特徴のある香りは、アメリカの初期の入植者に知られていた。「狐臭」という用語は、ヨーロッパブドウで作られたワインにはない香りを表す用語として使われている。[3]
- ^ Vitis labrusca Tropicos
- ^ a b c J.Robinson(ed)"The Oxford Companion to Wine"Third Edition pg 19-20 Oxford University Press 2006 ISBN 0-19-860990-6
- ^ B.Ramey The Great Wine Grapes Concord,Catawaba and Delaware entries (no page numbers in book) University of California-Davis,1977 ASIN B0006CZPS
- ^ a b J.Robinson Vines,Grapes & Wines pg 8,18,228 Mitchell Beazley 1986 ISBN 1-85732-999-6
- ^ 農文協編『果樹園芸大百科 ブドウ』(社)農山漁村文化協会、2000年2月25日。ISBN 4-540-99333-X。
- ^ a b c Winkler AJ,Cook JA,Kliere WM and Lider LA General Viticulture(2nd ed.)pg 17-20,59,166-167 University of California Press. 1974 ISBN 0-520-02591-1
- 1 ラブルスカ種とは
- 2 ラブルスカ種の概要
- 3 「狐臭」 について
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