メジロライアンとは? わかりやすく解説

メジロライアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 03:39 UTC 版)

メジロライアン(欧字名:Mejiro Ryan1987年4月11日 - 2016年3月17日)は、日本競走馬種牡馬[1]


メジロライアン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ノーザンテースト系
[§ 2]

アンバーシャダイ
1977 鹿毛
父の父
*ノーザンテースト
Northern Taste
1971 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
父の母
*クリアアンバー
Clear Amber
1967 黒鹿毛
Ambiopoise Ambiorix
Bull Poise
One Clear Call Gallant Man
Europa

メジロチエイサー
1977 鹿毛
メジロサンマン
1963 鹿毛
Charlottesville Prince Chevalier
Noorani
*パラディシア Aureole
Chenille
母の母
*シェリル
Cheryl
1971 鹿毛
*スノッブ Mourne
Senones
Chanel Pan
Barley Corn
母系(F-No.) シェリル系(FN:8-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Lady Angela 5×4(父内)、Bull Lea 5×5(父内)、Nearco 5×5、Hyperion 5×5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ [97]
  2. ^ [98]
  3. ^ [97]
  4. ^ [97]

注釈

  1. ^ 最も高い評価を受けていたのは叔父に当たるメジロルイスであり、本馬は次点[11]ないし3番目[12]の評価を受けていた。
  2. ^ 北野豊吉の妻で、当時メジロの総帥であった北野ミヤを指す。
  3. ^ 大川はこの件で競馬ファンからオグリキャップが嫌いだったのかと思われることもあったというが、本人はこれを否定し[71][72]、同馬を「顕彰馬の中でもトップクラスの馬」[73]、「戦後、5本の指に入るほど、魅力的な馬」[74]と評している。
  4. ^ 63位タイ(芝9頭、ダート7頭)。この年の2歳部門の首位は、芝はヤマニングローバル59.0kg、ダートはテッセンスーパー59.0kgだった。朝日杯3歳ステークス優勝のアイネスフウジンは58.5kgで3位、阪神3歳ステークス優勝のコガネタイフウは57.5kgで4位。皐月賞を勝つハクタイセイは54kgで20位タイ、ホワイトストーンはメジロライアンとおなじ51.5kgで63位タイ。[77]
  5. ^ この年に日本で走った4歳馬の首位は外国馬ベルメッツの130ポイント(73kg)。2位は日本馬アイネスフウジン112ポイント(63.5kg)で、メジロライアン・ハクタイセイ・ホワイトストーンの3頭が109ポイント(62.0kg)で3位タイに並んだ。メジロマックイーンは108ポイント(61.5kg)で単独6位。[78]
  6. ^ この年に日本で走った4歳以上馬の首位は外国馬ゴールデンフェザントの126ポイント(71kg)。日本馬ではメジロマックイーン117ポイント(65.5kg)の6位タイが最高。これに次いでダイユウサクダイイチルビーが111ポイント(62.5kg)で11位タイ。[79]
  7. ^ この年に日本で走った4歳以上馬の首位はトウカイテイオーで127ポイント(70kg)。次いでディアドクターで126ポイント(71kg)。ハンデキャップはディアドクターのほうが1kg上だが、レーティングに換算する際の日本馬への調整3ポイント(当時)により順位が逆転している [80]。このほかメジロマックイーンが3200m部門で122ポイント(67.5kg)で5位タイ(3200m部門に限定すると1位)、メジロパーマーが116ポイント(64.5kg)で8位、カミノクレッセが111ポイント(62.0kg)で11位で、12位の110ポイントにはメジロライアンとレッツゴーターキン。[81]
  8. ^ アサヒパシィオン、チョウカイエース、ハシノケンシロウ、マイネルグランツ、マイネルハイル、ヤマタケサリーが並ぶ。1位は「55」のアイネスフウジン。「54」のプリミエール、「53」のカムイフジ、クロスキャスト、サクラサエズリ、ドライビングモールに続く評価であった。
  9. ^ ハクタイセイホワイトストーンが並ぶ。1位「63」のアイネスフウジン、「61」のメジロマックイーンに続く評価。以下、「58」のアグネスフローラ、「57」のアズマイーストと続く。
  10. ^ ダイユウサクと並ぶ。1位「63」のメジロマックイーンに続く評価。以下「60」のプレクラスニー、「59」のダイタクヘリオスと続いた。
  11. ^ カミノクレッセと並ぶ。1位「65」のトウカイテイオー、「63」のメジロマックイーン、「62」のメジロパーマー、「60」のダイタクヘリオスとレッツゴーターキンに続く評価であった。以下「58」はオースミロッチとナイスネイチャが続く。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n メジロライアン”. www.jbis.or.jp. 2021年11月4日閲覧。
  2. ^ メジロライアンが死ぬ 91年宝塚記念制す”. 日本経済新聞 (2016年3月17日). 2021年11月12日閲覧。
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  35. ^ 『優駿』1991年1月号 54頁
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  99. ^ a b 山野浩一吉沢譲治:編著、『サラブレッド血統事典』(全面改訂)、二見書房、1996年(初版)、ISBN 4-576-95202-1。pp.584-585「メジロライアン」
  100. ^ 白井透:編集発行、『競馬四季報』第22巻第3号(通巻87号)(1993秋号)、サラブレッド血統センター、1993年。p.1704






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