ミラージュF1 (戦闘機)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 15:14 UTC 版)
フランス空軍のミラージュF1C(1979年)
注釈
- ^ なお、これらの要求は後にパナビア・トーネードとして結実するMRCA計画や、イギリスと共同で行われる予定であったAFVG計画のものとほぼ同様だが、フランスが1966年に北大西洋条約機構の軍事部門から脱退したこともあり、両計画ともにフランスは辞退もしくは参加していない。
- ^ ただし、空力設計としては後縁に後退角を付けたデルタ翼に近い。
- ^ 無尾翼デルタ翼を装備した前任のミラージュIII/5や、後継機のミラージュ2000は、いずれも胴体下部に主翼を配置した低翼機である。
ミラージュGやミラージュF2/F3も高翼機であるが、これらは量産・実戦配備に入ることなく試作機にとどまった。 - ^ このうち前縁スラットはSEPECAT ジャギュアから着想を得たものである[1]
- ^ 前脚扉の形状は、ダブルタイヤ化した前脚と共にミラージュ2000にも受け継がれている。
- ^ ミラージュF1が高翼機となったことや主脚のダブルタイヤ化により、それまでのミラージュIII/5と同様の単純な内側引き込み式は使えなくなったため。(ミラージュ2000は低翼機に戻ったため、主脚もミラージュIII/5と同様の内側引き込み式・シングルタイヤに戻された)
- ^ 2005年にSAGEMと合併し、サフラングループとして現在に至る。
- ^ 現在はパラマウント・グループに合併。
- ^ MiG-29フルクラム用に開発されたクリーモフ RD-33の派生型。
- ^ 現在のタレス・グループ。
- ^ 胴体下と主翼下内側に4発ずつ、主翼下外側に1発ずつ、の形で搭載。
- ^ 配備開始よりしばらく経過した後にはR.530は主翼下に左右1発ずつ、計2発が搭載可能となった。
- ^ フランス空海軍ではアメリカのAIM-9 サイドワインダーも導入して運用しているが(アメリカから導入したF-100 スーパーセイバーおよびF-8 クルセイダーに搭載された)、これも同様の理由(システム更新に伴う予算および期間の負担増の回避)でF1への運用は行われず、搭載テストが行われたのみである。
フランス以外でF1を導入した国(スペイン[7] とギリシャ[8])では、AIM-9の搭載運用も行われた。 - ^ 民間空港のグラン・カナリア空港と隣接している。
- ^ 空軍基地としては1999年に閉鎖。現在のバレンシア空港。
- ^ 現在のタレス・グループ。
- ^ ミラージュ2000-5用のRDY多モードレーダーの派生型[19]。
- ^ レーダー警報受信機、ジャミング装置、チャフ/フレア・ディスペンサー。
- ^ Hands On Throttol And Stick の略称。スロットルレバーと操縦桿から手を放すことなく戦闘時に必要な装備品の操作が行える。
- ^ 両者の違いは航法用ドップラーレーダーの有無であり、レーダー付きのミラージュIII RDは、機首下面にドップラーレーダーを覆うレドームが突き出ている。
- ^ 1991年の湾岸戦争(ダゲ作戦では、ミラージュF1CRは偵察だけでなくSEPECAT ジャギュアを作戦空域まで先導するパスファインダーの役割も担った[23]。
- ^ Super Cycloneとする資料もあり[23][24]。
- ^ 各種の組み合わせとして実際に搭載可能な範囲での数値
出典
- ^ a b c d Dassalt Aviation. “Mirage F1” (英語). 2019年11月5日閲覧。
- ^ a b c FAS Military Analysis Network (1999年). “MIRAGE F1 (DASSAULT-BREGUET)” (英語). 2019年11月5日閲覧。
- ^ a b Dassalt Aviation. “Mirage III F2 F3” (英語). 2019年11月6日閲覧。
- ^ SAFRAN -AIRCRAFT ENGINES-. “Atar, a legacy of success” (英語). 2020年9月27日閲覧。
- ^ FlightGlobal.com (2000年). “Russia/South Africa to offer Mirage upgrades(2000/09/12)” (英語). 2020年10月25日閲覧。
- ^ UEC KLIMOV. “SMR-95” (英語). 2020年9月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i GacetaAeronautica.com (2009年). “El Mirage F1 en el Ejercito del Aire español (30/09/2007)” (スペイン語). 2020年10月14日閲覧。
- ^ a b c d e Hellenic Air Force. “Dassault-Breguet Mirage F.1CG” (英語). 2019年11月5日閲覧。
- ^ a b c Hellenic Air Force. “114 Combat Wing” (英語). 2019年11月23日閲覧。
- ^ Hellenic Air Force. “126 Combat Group” (英語). 2019年11月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h The South African Air Force. “Mirage F1AZ” (英語). 2019年11月4日閲覧。
- ^ a b c The South African Air Force. “Mirage F1CZ” (英語). 2019年11月4日閲覧。
- ^ a b The South African Air Force. “1 Squadron” (英語). 2019年11月23日閲覧。
- ^ a b The South African Air Force. “3 Squadron” (英語). 2019年11月23日閲覧。
- ^ a b c d defensa.com (2020年). “Los Mirage F1 de Los Lianos(29 de marzo de 2020)” (スペイン語). 2020年9月29日閲覧。
- ^ a b defensa.com (2019年). “Verano del 94, llegan a Manises los nuevos Mirage(21 de agosto de 2019)” (スペイン語). 2020年9月29日閲覧。
- ^ a b Ejercito del Aire. “Ala 14” (スペイン語). 2020年9月28日閲覧。
- ^ a b Ejercito del Aire. “Ala 46” (スペイン語). 2020年9月28日閲覧。
- ^ a b c FlightGlobal.com (2007年). “Upgraded Moroccan Mirage marks first signing for Astrac partnership (20 June 2007)” (英語). 2020年10月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g GlobalSecurity.com. “Iraqi Air Force Equipment - Introduction” (英語). 2020年10月11日閲覧。
- ^ a b c GlobalSecurity.org. “Qatar Emiri Air Force (QEAF) Fighters” (英語). 2020年10月5日閲覧。
- ^ DEFENSE WORLD.net (2020年). “Iran Installs Home-made Radar in Mirage F1 Warplanes (February 17, 2020)” (英語). 2020年10月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l Jetwash Aviation Photos. “Mirage F.1 in French Air Force Service” (英語). 2020年10月19日閲覧。
- ^ a b c AIR RECONGNITION (2015年). “Mirage F1CR Reconnaissance fighter aircraft” (英語). 2020年10月13日閲覧。
- ^ a b c DRAKEN International. “Mirage F1M” (英語). 2019年11月5日閲覧。
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