ファミリア (古代ローマ)とは? わかりやすく解説

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ファミリア (古代ローマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/15 21:29 UTC 版)

ファミリアラテン語: Familia)は、古代ローマに存在した父系制の家族制度を指す。特に共和政ローマにおいて強力な家父長主義的な法的主体であり、ローマの家長(パトレス・ファミリアス英語版 : paterfamilias)は、家族構成員(妻、家子、そして奴隷や家畜も含む)の全員に対して生殺与奪の権利(ius vitae ac necis)を持ち、財産も家長に帰属した[1]。このためファミリアは、古代ローマにおいて社会支配の構成単位でもあった。家長には家族の扶養義務や、嫁資の設定の義務などはあったが、その義務は強制できない自然債務的なものだった。


  1. ^ ベーレンツ『歴史の中の民法』 149頁
  2. ^ ベーレンツ『歴史の中の民法』 165頁


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