チャールズ・ハウ (作家)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > チャールズ・ハウ (作家)の意味・解説 

チャールズ・ハウ (作家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/14 03:15 UTC 版)

チャールズ・ハウ英語: Charles Howe1661年1742年2月17日)は、グロスタシャー出身の作家。Devout Meditations; or a Collection of Thoughts upon Religious and Philosophical Subjectsと題する著作が死後の1751年に出版された[1]

生涯

ジョン・グロバム・ハウと妻アナベラ(Annabella、旧姓スクロープ(Scrope)、1631年ごろ – 1704年3月21日、初代サンダーランド伯爵エマニュエル・スクロープ英語版の庶出の娘)の三男として、1661年にグロスタシャーのケイシー・コンプトン(Casy Compton)で生まれた[1][2]。1677年5月14日にオックスフォード大学クライスト・チャーチに入学[3]、1678年5月7日にリンカーン法曹院に入学した[4]。青年期に国王チャールズ2世の宮廷に出入りすることが多かったが、1686年ごろに海外に渡った[1]

帰国の後、1688年から1690年ごろにイリナ・デリング(Elianor Dering、旧姓パーギッター(Pargiter)、1665年5月5日 – 1696年7月25日、サー・ヘンリー・デリングの未亡人、サー・ウィリアム・パーギッターの一人娘)と結婚、3男3女をもうけたが、成人したのは1女だけだった[2][4]

  • レオノーラ・マリア(Leonora Maria、1720年1月没) - 1709年、ピーター・バサースト英語版(1687年5月3日 – 1748年4月25日)と結婚、1男2女をもうけた[4][5][6]

1696年に妻が死去した後は隠居して信仰に没頭した[1]。1742年2月17日に死去、妻と子女たちと同じくグレートワース教会(Greatworth Church)に埋葬された[1]。死後、孫娘レオノーラが遺産の大半を継承、もう1人の孫娘フランシス(Frances)が100ギニーを継承したほか、友人などに合計で約150ポンドを残した[2]。孫娘レオノーラはグレートワース教会でハウの記念碑を立てた[1]

著作

  • Devout Meditations; or a Collection of Thoughts upon Religious and Philosophical Subjects(1751年初版、1752年第2版、1761年第3版、1772年第4版) - 初版では匿名だったが、第2版より著者名が記載された[1]。初版は医者ジョージ・マコーリー(George Macaulay、1716年 – 1766年、ハウの孫娘レオノーラの夫)により出版され[2]、第2版の編集者エドワード・ヤングはこの著作を「健全な精神と真摯な心」(of a sound head and sincere heart)の証明であると評価した[1]

出典

  1. ^ a b c d e f g h Blacker, Beaver Henry (1891). "Howe, Charles" . In Lee, Sidney (ed.). Dictionary of National Biography (英語). Vol. 28. London: Smith, Elder & Co. pp. 83–84.
  2. ^ a b c d Blacker, Beaver Henry; Levin, Adam Jacob (3 January 2008) [23 September 2004]. "Howe, Charles". Oxford Dictionary of National Biography (英語) (online ed.). Oxford University Press. doi:10.1093/ref:odnb/13950 (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入。)
  3. ^ Foster, Joseph, ed. (1891). "Horrobin-Hyte". Alumni Oxonienses 1500-1714 (英語). Oxford: University of Oxford. pp. 748–784.
  4. ^ a b c Crisp, Frederick Arthur, ed. (1919). Visitation of England and Wales (英語). Vol. 13. p. 104.
  5. ^ Watson, Paula; Hanham, Andrew A. (2002). "BATHURST, Peter (1687-1748), of Greatworth, Northants. and Clarendon Park, nr. Salisbury, Wilts.". In Hayton, David; Cruickshanks, Eveline; Handley, Stuart (eds.). The House of Commons 1690-1715 (英語). The History of Parliament Trust. 2021年4月9日閲覧
  6. ^ Newman, A. N. (1970). "BATHURST, Peter (1687-1748), of Clarendon Park, nr. Salisbury, Wilts.". In Sedgwick, Romney (ed.). The House of Commons 1715-1754 (英語). The History of Parliament Trust. 2021年4月9日閲覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  チャールズ・ハウ (作家)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チャールズ・ハウ (作家)」の関連用語

1
10% |||||

チャールズ・ハウ (作家)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チャールズ・ハウ (作家)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチャールズ・ハウ (作家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS