ソボレフ空間とは? わかりやすく解説

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ソボレフ空間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 15:29 UTC 版)

数学においてソボレフ空間(ソボレフくうかん、英語: Sobolev space)は、函数からなるベクトル空間で、函数それ自身とその与えられた階数までの導函数の Lp-ノルムを組み合わせて得られるノルムを備えたものである。ここでいう微分を適当な弱い意味での微分と解釈することにより、ソボレフ空間は完備距離空間、したがってバナッハ空間を成す。直観的には、ソボレフ空間は(偏微分方程式のような応用範囲に対して)十分多くの導函数を持つ函数からなるバナッハ空間あるいはヒルベルト空間であって、函数の大きさと滑らかさの両方を測るようなノルムを備えたものということである。


  1. ^ 同様の式は一般のLp空間にも拡張でき、そのノルムをもつ空間はSobolev–Slobodeckij空間といい、Ws,p(Ω)と表す。


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