スワンプ・エンジェル(Swamp Angel)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 01:54 UTC 版)
「パロット砲」の記事における「スワンプ・エンジェル(Swamp Angel)」の解説
最も有名なパロット砲の一つとして、クインシー・アダムス・ギルモア准将がサウス・カロライナ州チャールストンを砲撃するのに用いた8インチ(200mm)砲、通称スワンプ・エンジェル(Swamp Angel、沼地の天使)が挙げられる。この砲はthe 11th Maine Volunteer Infantry Regimentによって運用されていた。 1863年8月21日、ギルモア准将は南軍のP・G・T・ボーリガード将軍に対し、モリス島とサムター要塞の重要塞化陣地を放棄するか、さもなくばチャールストンの街を砲撃するという最後通牒をつきつけた。翌日になっても南軍が陣地から撤退しなかったため、准将は街への一斉射撃を命令した。8月22日から23日にかけて、スワンプ・エンジェルは街へ向け焼夷弾を中心に32回の砲撃を行い、街では大火災が発生した。この戦闘はハーマン・メルヴィルの同名の詩"The Swamp Angel"によって一層有名になった。 終戦後、スワンプ・エンジェルはニュージャージー州トレントンに移送され、Cadwallader Parkに記念品として展示されている。
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