ゴジラ2000 ミレニアムとは?

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ゴジラ2000 ミレニアム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/20 15:12 UTC 版)

(オルガ (架空の怪獣) から転送)

ゴジラ2000 ミレニアム
Godzilla 2000
監督 大河原孝夫
脚本 柏原寛司
三村渉
製作 富山省吾
出演者 村田雄浩
阿部寛
西田尚美
鈴木麻由
佐野史郎
音楽 服部隆之
撮影 加藤雄大(本編)
江口憲一(特撮)
村川聡(特撮)
編集 奥原好幸
配給 日本の旗 東宝
アメリカ合衆国の旗 コロンビア映画
公開 日本の旗 1999年12月11日
アメリカ合衆国の旗 2000年8月18日
上映時間 108分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
製作費 $13,000,000[1]
興行収入 日本の旗 16億5,000万円
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $10,037,390[1]
前作 ゴジラvsデストロイア
次作 ゴジラ×メガギラス G消滅作戦
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ゴジラ2000 ミレニアム』(ゴジラ2000 ミレニアム)は、1999年(平成11年)12月11日に公開された日本映画で、ゴジラシリーズの第23作である。

目次

解説

第3期ゴジラシリーズの第1作。興行収入16億5,000万円。観客動員数は200万人。

背びれが大きく鋭く強調され斬新なデザインに一新されたゴジラが登場、さらに宇宙人ミレニアンとそれが怪獣化したオルガが登場する。主要襲撃地点は根室、茨城、東京。

地震や台風のような自然災害的存在であるゴジラに対して人類がいかに対抗するかを描くことに重点が置かれた。内閣官房副長官が率いる危機管理情報局 (CCI) に加え、ゴジラ予知ネットワークという民間団体が登場する。

迫力のある映像構図へのこだわりが見られ、CGも効果的に使われた。その一方で、砂浜のゴジラの足跡はパワーショベルで実物大のものを再現するなど、実写にこだわったシーンもある。

アメリカでは『ゴジラ』(1984年)以来15年ぶりに劇場一般公開されたゴジラシリーズ作品となった。北米2,111館で上映されたが、興行的には振るわず、最終的な興行収入は約1,000万ドルとなった[1]。また、劇中のBGMが多数変更されている上、セリフもスラングを多用したり改変が行なわれた結果、ゴジラが人類の救世主のごとき扱いをされているという指摘がある。ただし、大人向きの映画にもかかわらず子役を起用して(アメリカでは「子供が登場する映画=子供映画」という偏見が強い)重要な配役に置いている点は評価されている[2]。熱烈なゴジラファンである映画監督ジョン・カーペンターは劇場でこの映画を鑑賞し、「とても面白かった。ゴジラ映画に面白くない作品なんてないね」と感想を述べている[3]


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


ストーリー

ゴジラが北海道根室市に出現した。ゴジラ予知ネット(GPN)を主宰する篠田雄二は、娘のイオ、雑誌『オーパーツ』の記者である一ノ瀬由紀らと共にゴジラと間近で遭遇し、発電所を破壊するゴジラの姿に「ゴジラは人間の作り出すエネルギーを憎んでいるのではないか」と感じる。

時を前後して、鹿島灘沖の日本海溝で強い磁力を帯びた岩塊が発見された。新しいエネルギー資源の可能性を見いだした危機管理情報局(CCI)の宮坂四郎は、局長の片桐光男に引き上げを進言する。しかし岩塊は、引き上げ作業中に自力で浮上してしまった。最深部で6千万から7千万年前のものと推定される岩塊の内部には地球外生命体が存在するものと推測された。

ゴジラは海中を南下し、茨城県東海村の原子力発電所を狙う危険性が高まった。片桐は久慈川河口に自衛隊の部隊を展開させ、新兵器フルメタルミサイルでのゴジラ打倒を図る。上陸したゴジラと自衛隊との戦闘のさなか、岩塊が飛翔し、ゴジラに攻撃を始めた。ゴジラも熱線でこれに応戦、相撃ちとなってゴジラは海へ去り、岩塊は金属質の本体の一部を露出させた状態で北浦に墜落し、その動きを止めた。

東海村でゴジラの表皮を採取した篠田はゴジラの細胞が持つ治癒能力に着目し、宮坂を通してCCIの設備を使用して解析を進めようとするが、片桐は条件として篠田が持つゴジラの情報の開示を要求する。細胞を精査した篠田は、そこから細胞の復元と修復を行う形成体を発見し、オルガナイザーG1と名付ける。

翌朝、北浦の岩塊は日の出とともに動き始めた。外側に張り付いていた岩を振動で完全に払い落とすと、飛行物体は新宿に飛来し、『オーパーツ』編集部の入ったシティタワー屋上に着底した。夜になると飛行物体は肉眼では見えない触手を伸ばし、周辺地域のコンピュータに対してクラッキングを仕掛けてゴジラに関する情報を集めると同時に、大気組成を変え始める。

片桐はこの巨大UFOを危険と見なし、ブラスト・ボムでの破壊を決断した。爆破直前のビルにとどまってエイリアンの狙いを探っていた由紀に代わって、篠田はデータの入ったモバイルパソコンを持って脱出を試みる。制止する宮坂の声を無視して、片桐は爆破を強行した。

かろうじて崩壊するビルからの脱出に成功した篠田は、エイリアンの目的が「自分たちに適した環境に作り替えること」と、「ゴジラが持つオルガナイザーG1から、長い時間で失った肉体を取り戻すこと」であると片桐たちに語る。そんな折、東京湾にゴジラが出現し、UFOがいる新宿を目指す。




  1. ^ a b c Godzilla 2000”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年1月13日閲覧。
  2. ^ デビット・キャリシャー「社会的に観たゴジラ映画―日米を通して―(下)」 『福岡市総合図書館研究紀要』第5号 2005年
  3. ^ 九州朝日放送特別番組「ゴジラ×村仲ともみ」(2002年)より


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