ゲーム内部的態度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/23 21:11 UTC 版)
ゲーム内部的態度(英: lusory attitude[1])とは、ゲームに参加するプレイヤーが備えていることを要求される心理的態度のこと[2]。ゲーム内部的態度を取る人とは、任意のゲームにおいて、参加者のプレイ経験を促進するために設定された恣意的な諸規則を受け入れる人のことである[3]。
- ^ “lusory attitude”の訳語として、他には「ゲーム内在的な態度」(川谷茂樹)、「楽しもうとする心構え」(山本貴光)、「遊戯的態度」(山田貴裕)などがあると山田貴裕(山田(2012), p. 24n)は指摘している。本項目名の「ゲーム内部的態度」は、2015年に出版されたスーツの著書の邦訳で採用されたものである(同書の訳者は川谷・山田)。
- ^ a b Salen, Katie; Zimmerman, Eric (2003), Rules of Play: Game Design Fundamentals, MIT Press, pp. 97-99, ISBN 0-262-24045-9
山本貴光訳『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎(上)(下)』ソフトバンククリエイティブ、2011年(上)、2013年(下) - ^ a b c Suits, Bernard (2005), The Grasshopper: Games, Life and Utopia, Broadview Press, pp. 54-55, ISBN 1-55111-772-X
川谷茂樹、山田貴裕訳『キリギリスの哲学――ゲームプレイと理想の人生』ナカニシヤ出版、2015年
- 1 ゲーム内部的態度とは
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