ギブソン・レスポールとは? わかりやすく解説

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ギブソン・レスポール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 01:03 UTC 版)

レスポールレス・ポール・モデルLes Paul Model)は、ギブソン社が1952年から製造販売を行っているエレクトリック・ギターフェンダー社のストラトキャスターモデルと並びエレキギターを代表するモデルとされる。


注釈

  1. ^ レギュラーとダブルホワイトを用意して片側のボビン(コイル)同士を入れ替えれば、通常のゼブラと「逆ゼブラ」を作ることが可能であるため、オリジナルではなく後世の改作である可能性も残る。
  2. ^ バーズアイを大量に得るためにはスライス面が全面板目になるよう通常の平板スライスでは無く、桂剥きスライスにする。すなわち、化粧板向けの薄い突き板にしかなり得ず、レスポールのような1/2インチ厚でバーズアイメイプル板というのは現代ではまず得られない
  3. ^ ただし、これに対しては別な意見も存在する。バーストの生産時期はモデル末期にあたり既に目新しさは無く売れ行きは減少して当然であり、ゴールド・トップからサンバーストへの変更もこのてこ入れのためになされた (ちなみに、1954年以降はジュニア/カスタム/スペシャルとレスポールのバリエーションが増えており、シリーズ全体としての生産本数は増加している。更に、オリジナルのサンバーストも年間600本程度は生産されており、J-200 等これよりも生産本数の少ない機種は他のアコースティックギターやフルアコにも存在する。よって、今日程の人気/評価がなかったのは事実としても、生産中止にしなければいけない程の不人気機種とは言い難い)。また、フェンダーに対抗し、既存ユーザーの抵抗を減らす意図でも採用されたシングルカッタウェイのシェイプが古臭く感じられていた(ギブソンのデザインは古いという批判に対抗して58年にコリーナシリーズがデザインされたのは有名)。メイプル・トップ、マホガニー・バックという2つの木材を合わせて製作されるため、工程が複雑化しコストと手間がかかったので、これらの解決のためマホガニー1ピースのSGに切り替えた、などとも言われている。オールドの重量は4kg前後と必ずしも重くないこと、PAFはレスポール以前、以後も多くのモデルで使われていることから、ここで書かれている生産中止の理由は後付と考えられる。
  4. ^ クラプトンが使用していたレスポールは、ボディ上面の杢が虎の背中の模様のように美しいオールド・レスポールであった。その後クラプトンはレスポール・カスタムを使用するが、クリーム時代にはSGを愛用し、それ以後はメインで使用するギターをフェンダーストラトキャスターへと切りかえ、レスポールをステージで使用することは無くなった。
  5. ^ 現在は、これらもコレクターズ・アイテムとして評価されている。
  6. ^ もっとも、ジミー・ペイジ自身は、以前メインに使用していたテレキャスターの代わりになるギターという認識で使用していたらしく、彼の58年製レスポールのネックは、テレキャスターに近いシェイプに削られているという。
  7. ^ メイプルネックを採用するなど、それ以前のレスポールと仕様が異なる1970年代のレスポール自体あまり評価が高くなかったことも、この時期レスポールの人気が落ち込んだ原因の1つではないかとの指摘もある。ちなみに、近年1970年代のレスポールはザック・ワイルドなど多くのギタリストが使用し、再評価されてきている。
  8. ^ 2008年8月1日現在。奥田民生公式ホームページにて
  9. ^ ヘリテージギターズは1984年に閉鎖されたギブソン社のカラマズー工場に勤務していた職人たちが設立した会社であり、その製品の品質は高い評価を受けている。またゲイリー・ムーアなど著名なレス・ポール・モデルのユーザーのシグネチャーを生産している。
  10. ^ 染料系塗料の改良の歴史は退色防止性の追求であり、現在では退色する染料の入手は困難になった

出典

  1. ^ usedshop「teenarama」Gibson Les Paul Standard 40th Anniversary Ebony”. 2023年4月8日閲覧。
  2. ^ B'z松本孝弘にギブソン次世代ギターを世界初贈呈”. ナタリー (2008年12月20日). 2020年6月24日閲覧。
  3. ^ Maestro by Gibson”. イシバシ楽器 (2011年12月19日). 2020年6月24日閲覧。
  4. ^ タッキーの楽器流行通信第9回”. イシバシ楽器 (2012年1月23日). 2020年6月24日閲覧。
  5. ^ 希釈化により出所表示機能が消滅したとされた事例 - 鈴木正次特許事務所サイト内
  6. ^ Gibson lawsuit ends with PRS victory
  7. ^ En banc rehearing denied by Gibson Guitar Corp. v. Paul Reed Smith Guitars, Ltd. P'ship , 2005 US App.
  8. ^ Certiori denied by Gibson Guitar Corp. v. Paul Reed Smith Guitars, LP, 126 S. Ct. 2355 (June 5, 2006)






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