ウェヌス・アナデュオメネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 18:19 UTC 版)
ウェヌス・アナデュオメネ(Venus Anadyomene, 海より出づるウェヌス)[1]はアプロディテまたはウェヌスの図像表象の一つで、アペレスの非常に賞賛された絵によって有名になった。その絵は現在は失われているが、アペレスがアレクサンドロス3世(大王)の情婦カンパスペをモデルとして雇ったという逸話とともにプリニウスの博物誌に記述されている。アテナイオスによると、[2]海より出づるアプロディテの着想は高級娼婦フリュネに触発された。彼女はエレウシスの祭りとポセイドンの祭りの期間、しばしば裸で海を泳いだのであった。
- ^ Αναδυόμενη (Anadyómenē), "rising up".
- ^ Athenaeus, Deipnosophistae Book XIII[1]
- ^ Pliny, Historia Naturalis xxxv.91 Venerem exeuntem e mari divus Agustus dicavit in delubro patris Caesaris, quae anadyomene vocatur, versibus Graecis tantopere dum laudatur, aevis victa, sed inlustrata.
- ^ Stephen Kern, Eyes of Love: The Gaze in English and French Paintings and Novels 1840-1900 p.101, 1996, Reaktion Books, Art & Art Instruction, ISBN 0948462833
- 1 ウェヌス・アナデュオメネとは
- 2 ウェヌス・アナデュオメネの概要
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