つねにすでにとは? わかりやすく解説

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つねにすでに

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/13 08:36 UTC 版)

つねにすでにドイツ語: immer schon, 英語: always already)あるいは「常に既に」とは、文学理論現代思想の言説において頻繁に用いられる二重副詞である。英語では、しばしばハイフンを伴って「always-already」とも記される。


  1. ^ 等根源性という哲学用語はハイデッガー『存在と時間』で再三多用される、特に第二十八節参照。
  2. ^ Time and Narrative p. 57/『時間と物語I』久米博訳、新曜社、1987年、p. 106
  3. ^ 角忍「 超越論的演鐸の証明構造(2)」『高知大学学術研究報告 人文科学編』39、1990年12月、p.305。
  4. ^ 例えば、『存在と時間』第十五節原著S. 67、「存在の探求としてそれ[現象学的解釈]は、つねにすでに(je schon)現存在に属して、存在者とのいかなる交渉に際しても〈生き生きと〉はたらいている存在了解を、独自にかつ自覚的に遂行することである。」「われわれは配慮的交渉という存在の仕方にわざわざ身を投じるまでもない。日常的現存在はすでにつねに(schon immer)そうした仕方で存在しているからである」。哲学伝統の言い回しだと、この「つねにすでに」の箇所に「アプリオリに」と代入しても十分に通じる。


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