三省堂 大辞林 |
たじたじ たぢたぢ 0 1
(1)相手の気勢や力に圧倒されて後ずさりするさま。ひるんでしりごみするさま。
「大の男も―となる」「―の体(てい)」
(2)足もとが定まらずよろよろとするさま。
「突れて孝助―と石へ躓(つまづ)き尻もちをつく/怪談牡丹灯籠(円朝)」
品詞の分類
「たじたじ」の用例一覧
芥川龍之介 春の夜 (青空文庫)
帰りに人通りの少ない屋敷続きの登り坂へかかると、誰か 一人 ( ひとり ) ぶらさがるように後ろからNさんに 抱 ( だ ) きついたものがある。Nさんは勿論びっくりした。が、その上にも驚いたことには思わずたじたじとなりながら、肩越...
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岸田國士 ある村の素人劇団 (青空文庫)
徹尾見物にうしろを向けた工夫が当つて、大きなぼろを出さず、無事に交番へ連れて行かれた。 「神崎与五郎東下り」は、これこそ珍中の珍、酔つ払ひの駕籠屋が独りいい気になり、与五郎は素面でたじたじ、思ひ出しての思ひ入れで気が抜けること夥しく、歌舞...
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杉田久女 英彦山に登る (青空文庫)
すくんでしまった。ぶきみな無人の静寂。深山の精といった感じがひしひし私を威圧する。思わずたじたじと十歩程もと来た方へ下りかけた私は、いや待て、折角ここ迄きて、上宮へのぼらず帰るのは残念だ。登ろう! こう心中に叫んで、祈願...
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