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お蝶夫人

原題:Madame Butterfly
製作国:アメリカ
製作年:1932
配給:パラマウント支社
スタッフ
監督:Marion Gering マリオン・ゲーリング
原作戯曲:John Luther Long ジョン・ルーサー・ロング

David Belasco デイヴィッド・ベラスコ

Giacomo Puccini ジャコモ・プッチーニ
脚色:Josephine Lovett ジョセフィン・ラヴェット

Joseph Moncure March ジョセフ・モンキュア・マーチ
撮影:David Abel デイヴィッド・エーベル
スクリプター:W. Franke Harling W・フランク・ハーリング
キャスト(役名
Sylvia Sidney シルヴィア・シドニー (Cho-Cho-San)
Cary Grant ケーリー・グラント (Lieut. B. F. Pinkerton
Charles Ruggles チャールズ・ラグルズ (Lieut. Barton
Sandor Kallay サンドア・カレイ (Goro
Irving Pichel アーヴィング・ピチェル (Yamadori)
Helen Jerome Eddy ヘレン・ジェローム・エディー (Cho-Cho's Mother
Edmund Breese エドモンド・ブリーズ (Cho-Cho's Grandfather)
Judith Vosselli ジュディス・ヴォセーリ (Mme. Goro
Louise Carter ルイズ・カーター (Suzuki
Dorothy Libaire ドロシー・リベーア (Peach Brossom)
Sheila Terry シーラ・テリー (Mrs. Pikerton)
解説
プッチーニ歌劇によって名高いお蝶夫人の映画化で、「悪魔と深海」「二十四時間」のマリオン・ガーリングが監督した。「海峡」のジョセフィン・ラヴェットと「地獄の天使(1930)」のジョセフ・モンキュア・マーチ共同してジョン・ルーサー・ロング小説デイヴィッド・ベラスコ演出舞台劇を基として脚色に当たり舞踏家伊藤道郎演出顧問勤めた。カメラは「お化け大統領」「我等は楽しく地獄へ行く」のデイヴィッド・エーベル担当した。音楽はジアコモ・プッチーニの歌劇より抜粋し更にW・フランク・ハーリング追加音楽を作った。主役には「我等は楽しく地獄へ行く」「鉄窓と花束」のシルヴィア・シドニーが扮し、「ブロンド・ヴィナス」のケーリー・グラント、「百万円貰ったら」のチャリー・ラッグルス、「明暗二人女」のアーヴィング・ピチェル、「六月十三日の夜」のヘレン・ジェローム・エディーサンドア・カレイジュディス・ヴォセーリエドモンド・ブリーズ等が助演している。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
仏様御前で、祖父孫娘の行く可き道を示し給えと、母なる人は娘の身の上守護垂れ給え祈り、そして、蝶々さんは、我が家光栄のためにこの身を役だたせ給えと祈った。それ程に、蝶々さんの家は傾いた。その家運挽回すべく、彼女は五郎の家の営む芸者屋身売りした。ある日日本の港に上陸した、若きアメリカ海軍士官ピンカートンは、友達バートンと共に五郎芸者屋美し舞妓挙げて旅のうさを晴らしたが、丁度隣室居合わした蝶々さん可憐な姿に魅せられて、我を忘れて、彼は隣室にとび込んだ。見知らぬ異国の人を見て蝶々さんは驚いてその場を逃れたが、庭まで追って来たピンカートンと顔を合わせた時、何故かおどろき中にもはげしい心の悸きを感じのである。このことあって以来ピンカートン可憐な日本蝶々さん深く恋する様になり、二人は終に日本儀式によって結婚して了った。彼らは夢のような幸福に浸り乍ら蝶々夫人は若い男らしいアメリカ青年身も心も捧げつくし、ピンカートンも亦彼女を限りなく愛した。唯一つ、蝶々さん小さな胸を痛めしめたのは、美しアメリカ娘の写真のことだったが、それはただのお友達だというピンカートン言葉に彼女はやっと胸をなでおろした。その中にピンカートン帰国明日に迫ったが、彼は別れのことをいうに忍びず、ひそかに蝶々さんホテル伴って最後の晩餐をした。その時、彼女は居合わした同僚からピンカートン帰国のことを聞いて、寝耳に水とばかりに愕き悲しんだ。可憐な蝶々嘆きを見ると、ピンカートンは、再びこの国を訪れることはあるまいと知り乍ら、それでも、駒鳥が巣につく頃には必ず戻って来ることを約束したのだ。そして、アメリカに帰ってピンカートンは、あの写真の娘と結婚した。別れてから、三年月日流れた。その間毎日毎日蝶々さんは、ピンカートンを待っていた。産まれた男の子に「不幸」という名をつけたが、この子の父が戻って来たら「幸福」と名を変えよう、それを楽しみに、ピンカートンとの約束を彼女は信じて疑わなかった。そのある日のことピンカートンの乗ったアメリカ艦隊入港の報らせが蝶々さん訪れた。彼女は胸を躍らせ、晴れ着にまで着替え我が子を抱いて、ピンカートン訪れ待ち明かした。しかし彼のそばには、あの写真の娘がピンカートン夫人となって附いている。蝶々さん悲嘆大きかった。今はこれまでと、彼女は一子「不幸」を「武士」に育て上げるべく、彼女の祖父の許に送り、父が名誉のために果てた刀で自害した。




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