おり‐かた〔をり‐〕【折(り)形】
折形
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/06 21:58 UTC 版)
折形(おりかた)礼法は、遊戯用として広く普及した折り紙(おりがみ)の源流。和紙を手づから折り目正しく折って贈答品を心を込めて包み渡すことと、儀式に使う和紙を折って作った造形物を総称する、日本の由緒正しき礼法の1つである。現在まで伝わっている礼法は室町時代の武家により整えられたものが源流である。元々は「折形」という用語は折り紙を指す古い呼び方の一つであったが、現在では遊戯用の折り紙と区別するために「折形」という呼び名で表されており、その発音は礼法学者であった山根章弘の提唱により、「折り紙の折り方」と混同されないように「おりかた」ではなく「おりがた」として社会に定着した[1][2] 。なお、折形を折り紙の一種として捉えることもでき、その場合は折り紙は「遊戯折り紙」、折形は「儀礼折り紙」や「儀礼折」として区別される[3][4]。
- ^ “折形(おりがた)について”. 山根折形. 2022年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月15日閲覧。
- ^ “折り紙の歴史と現在: 戦国~江戸中期”. 九州大学ライブラリー. 2021年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月14日閲覧。
- ^ “折り紙の歴史と現在: 前史”. 九州大学ライブラリー. 2021年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月14日閲覧。
- ^ “おりがみの歴史”. 日本折紙協会. 2022年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月14日閲覧。
- ^ “喜びの気持ちを自分で包む・結ぶ「折形」の実践入門”. 日本経済新聞社 (2017年3月31日). 2022年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月15日閲覧。
- ^ 貞丈雑記 国立国会図書館デジタルコレクション、2017年6月15日閲覧。
- ^ 包結記. 上 国立国会図書館デジタルコレクション、2017年6月15日閲覧。
- ^ 貞丈雑記 国立国会図書館デジタルコレクション、2017年6月29日閲覧。
- ^ 包結記. 上 国立国会図書館デジタルコレクション、2017年6月29日閲覧。
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